今年も秋のロングツーリングの時期がやってきた!
11月の初週、文化の日の祝日を利用して5連休を作り、潤沢な時間を持って遠くへ行くのだ!
因みに去年は九州に行っている
タイトルに『満を持して』とあるのは、これまで東北へ行く行く詐欺で一向に行けてなかったのが今年ようやく行けたからである
東北地方へはそれこそ5年くらい前にRC390で福島県まで磐梯吾妻スカイラインを走りに2泊3日で行ったのが最後
2年前に宮城から来ていた会社の先輩が帰り、『バイクで会いに行きます』と言ってからようやく実行できた事になる
さて前置きはこれくらいにして、本編を書いていこう
2022年11月2日(水)
朝は7時くらいにのんびり出発
東北ツーリングといいつ、今日は新潟までしか走らない。遠いので…
青森や宮崎まで片道1000km走った手間、1日で東北地方入りするのもやれない事はないが疲れるし危ないし、
『日本海を海沿いに北上して東北入りしたい』という気持ちもあってゆとりある予定を組んだ
まずはせせらぎ街道を北上し、富山県を目指す
R41で北上する手もあったが、丁度紅葉が見頃の筈でその場合土日はかなり混んでいる為、平日に走れる機会を有効活用した
想定通り真っ盛りという感じで綺麗だった
その分街に比べて寒さがキツかったけど、どれだけ寒いか分からない東北に備えて今岐阜を走るには厚めの格好で来たので丁度いい
紅葉の写真撮りたい+自撮りもしときたいという事で神社に寄って撮影タイム(尚東北ツーリングには一切関係ない事に時間をかけてスケジュールが押すのはいつもの事)
東北ツーリングの為にカドヤのコートを買った
身長が高くないので着こなすのは難しいと思うのだが、コート着て旅に出るというのもひとつの憧れ
峠を越えて高山側に降ると青空が消えてしまった
実を言うとこの後の東北の天気も良く無い
思えばこの時期の日本海側は寒気が流れ込む影響を受けやすいんだった…
マジかこのままずっと曇天なのか…と思っていたら次のかなり高い峠の天辺で雲をぶち抜いた
そして視界に真っ白な立山連峰が見えてきてテンションがぶち上がる
余りに綺麗だったので停まって写真を撮りたかったが、まだ岐阜県を脱出すらしていない
GoProの解像度ならあとで引っ張り出せるだろうと信じてこの場を後にした
尚全然ダメだった…
人間の目ってすごいな、ほんとにくっきり大きく見えていたんだよ…立山が…
富山の海沿いルートも好きだが流石に時間が無くなるので高速に乗る
新潟県へ入る
そういえば親不知の辺りの高速道路は丁度乗ったことがなかった
いつも下道で通過している所だ
ここは静岡の某所みたく海の上に高速道路が走っている
いつも下道で見上げていた所を今日は走れた
暫くして米山というPAで休憩
現在地マップ
今日は新潟の燕三条まで進む予定で、もう1時間もあれば着こうかという所
とはいえもう時間は14時で、降りて色々回れる時間もそれほど無い
やっぱり新潟遠いのよ…
佐渡が見える展望台があるらしいので行ってみる事にする
佐渡といえばバイクで泊まりに行こうと思ったこともあるし、ロードバイクを始めた最近ではそれでも行ってみたいところでもある
でもまだ見た事はなかった
思っていたよりも解放感のある展望台があった
水平線には少し雲が多いが、辛うじて島らしきものが見えた
佐渡に渡る船もなかなか競争率が高そうで、気合い入れて行ける日は来るだろうか
高速道路を使った移動が終わり、西山ICで降りる
意図して無かったけどこのIC、以前福島県を目指して下道で新潟縦断しようとして限界が来て高速乗り始めた所じゃないか…
なんという因縁
ともあれようやく下に降りて新潟の散策を始める
道の駅に寄りながら情報集めて気になった所に行こうという心づもりで来たので、先ず最寄りの道の駅へ
『道の駅 西山ふるさと公苑』はGoogleマップで見た時に、なんだか中国っぽい門の写真が出てきたのが気になる場所だった
それがこの門である
何だこれは…
潜ると石像の並ぶ庭園が
成る程やはり中華系のスポットなのだな
仙桃とかなっていたり机に置かれていそうな雰囲気だ
奥のところとか仙女様座ってるとこだよね??
そしてこの中国っぽい庭園はその通り『中国風庭園』であることが分かった
このあと道の駅の建物内での展示でも中国の歴史作家とか諸々紹介があり、どうもそういう事らしい
工事中で足場が組まれている建屋
道路情報やお土産等等しっかり営業している
屋上に展望台でもあるのかと思ったら工事の人が立っているだけだった
先述のように何か関わりでもあるのか中国の昔話(三国志系だったらもう少し興味湧いたがそれは無かったので余りよく見てない)の紹介パネルがあったり、タイムカプセルよろしく未来の自分や知人に向けて手紙を書いて投函できるポスト、
水彩画の展示なんかもあって、もう少し時間的余裕があればじっくり見たかった
こういう地図を見て行き先を決めようかと思っていた
今気づいたけどこの後急遽寄った白鳥の池のことが書いてあったんだな
ポケモンのラッキーが書かれた冊子
福島県とコラボしてスタンプラリー的なイベントをしているらしい
仕事を選ばないラッキーさん
思いの外面白い道の駅だったが既に15時
ホテルまでは真っ直ぐ1時間だが、その前に『ガンジーソフト』を食べて来なくてはならない
道の駅西山を出て、日本海を目指す
時間が押しているので真っ直ぐ向かう予定…だったのだが
でかい蓮の池を見つけてしまった
正直一度通り過ぎたのだが気になって戻ってきてしまった
田舎の集落に大きな溜池があるのは珍しく無いが、こんなに蓮が浮いているのは初めて見た
壮観だ
ぶっちゃけそれ以上でもそれ以下でも無いのだが…
何故かパトカー停まっていて、横の電柱に『白鳥』って書いてあった気がして、確かに池の奥の方に白い鳥が居るのが見えたのだ
望遠レンズを付けて撮影してみる
それでもまだ小さいので帰宅後更に拡大したのがこちら
白鳥っぽい
生態はよく知らないし、おそらくではあるが白鳥いたっぽい
この後更に北上して山形まで行ったのだけども、ちょくちょく田んぼに同じように白い鳥の集団を見かけた
岐阜でも秋にかけて田んぼに大きめの白い鳥がよく現れるのだが、群れていないので別の種類の鳥なんだろうか
池には他にも鴨が沢山いた
白鳥は奥にいてこちらの事は知らんふりだったが、鴨達は手前にも居た為自分が近づいたら早足で奥へ逃げていってしまった
驚かせてしまって申し訳ない
毛色とかパターンが違う個体が見受けられたので全部が鴨だったのか謎
そんな訳で偶々通りすがった蓮の池で野鳥観察が楽しめたのだった
海沿いに出る。ここはR352
もう随分影が長い
でも自分の影を見ながら走れるのは良い
海の向こうにうっすらと陸地
きっと佐渡島
そして海岸もひたすら先に続いているので、東北地方って遠いなと再認
三脚立てて自撮りしたかったけど、陰で何とかならないかと検討中
自撮りは手段であって要は、バイクだけじゃ無くて自分も居るってのが分かればそれでも良いのかなと
自分の影があるのは当然だが、バイクの隣にあるニンゲンの影は紛れもなく自分
家から遥か300km離れた日本海を眺めている自分は確かにそこに居た
次の道の駅手前に『妻入りの街並み』というのがあって、気になって寄ってみた
『妻入り型式』という間口が狭くて奥行きの長い家が並ぶらしい
『この辺り特有の』ってやつだろうか
何かありそうな入り口が惹かれたのだが
なるほど…
半島の港町でありがちな木造の家屋だなぁと思いつつ…なんか凄い光景!ってのではなかった
残念ながら営業時間が過ぎ、中には入れなかった
カボチャシェイクとか、オリジナルドッグとか、美味しそうなメニューが見受けられたのに残念だ…
この後のガンジーソフトももしかしたら営業時間外になってしまうかもしれないな…
今まさに日は沈まんとしているところでとても眩しい
沈む夕日に照らされる橋とススキ、綺麗だ
日本海に沈む夕日ってなんだか特別な感じがする
『夕凪の橋』とよばれている
景色良さそうだったけど先客カップルが居たので、お邪魔するのは自重しておきました
これから進む方角
こちらの背中はあの有名な芭蕉さん
と書いてある
いいね芭蕉さん逆光で絵になってるよ!
失礼ながら芭蕉さんで楽しませてもらった
ついでにエビフライ…いやミツバチの遊具(フォロワーさんいわく)でも逆光写真を撮って遊ぶ
道向かいには石油記念館とかまた気になる名前があって、時間がないことが惜しまれた…
ここまでの道すがら、気になるところが多すぎる(初めてくる場所で当然と言えば当然だが)
さていよいよガンジーソフトのある道の駅へ向かう
左手は海、右手に芝のような山という地形、既視感がある…
あれはそう、同じく日本海を北上する道、試される大地北海道のオロロンラインや!↓
『道の駅わしま』に16時半頃到着
正直営業は絶望的だったが何と明かりが灯っていた!
ささっとバイク停めてメット脱いでマスクつけて店内へ!
ここでの目的は『ガンジーソフト』
ツーリングマップルでおすすめされていたのと、Googleマップでこの道の駅を調べるとソフトクリームの写真が出てくるのだが、普通のとちょっと違っているのだ
という訳で終わりがけの所申し訳なかったけど滑り込みでソフト購入!
これがガンジーソフト!
…あれ、見た目が思っていたのと違う…
このパンみたいなのがついたソフトでは無いのかァー!?
自分の前に3人組のおじさんが『こういうの面白いよな』『インスタ映えや〜』といいながら上の写真のソフトを受け取っていたので、どうやらそれはそれであるらしい…
ガンジーソフトはこの辺りにしか居ないらしいガンジー牛から絞ったミルクで作ったソフトクリームのことなので、自分が受け取ったのもなんら間違いではない
しかし惜しいことをした…
メニューちゃんと見ておけばよかったなぁ
ここの道の駅でも周辺情報を眺めてみたけど、面白そうな所だった
先ほどの出雲崎の道の駅で芭蕉さんが居たのも関係するのか、寺とか庭園とかそういうスポットが多いようだった
今日何箇所か新潟の初めて行く道の駅を巡ったけど、時間さえあればもっと見たいところが多くて、新潟は新潟だけでツーリングに来ないといけないなと思った
今日の目的は果たされたので燕三条ホテルへと向かう
ホテルまではGoogle先生に案内を頼んだので、日が落ちて暗いのもあってどこ走っているのかさっぱり分からなくなる
ただどうもだだっ広い田園地帯を貫く道路を走っているらしいということはわかった
信号の間隔も広く、新潟に大きさを感じる
気づいたら北陸お馴染みのR8に戻ってきて、街に入り、今日のホテル『ニューグリーン』の分かりやすさに安心した(一番高い建物で光ってる)
入り口
1階にレストラン、2階がフロントロビー
廊下
結構綺麗
お部屋
シングル
思ったより広くて嬉しい
荷物を置いてプロテクターとか外して、ダラっとしたくなるけど動けなくなるので外へ
結構街のど真ん中なので散歩して回りつつご飯を探すことに
隣のホテルの1階にあった飲み屋さんは中々魅力的だったが、いきなりここで散策終了してしまうのも勿体無いのでスルー
少し歩くと燕三条駅がある
お土産や駅弁屋がないかなと思って覗いたけど、外見の大きさの割に何も無かった
ひとつだけタワーマンション
街は車通りと歩行者はそこそこだが、バイクや自転車はほぼ見なかった
そういえばバイクは道の駅巡ってる時も見ていない
街のど真ん中(それも駅前)に道の駅がある
『道の駅 燕三条地場産センター』
道の駅感が一切なかった
そんな感じでぶらぶら歩き、ここだというところが見つからないので反対方向へ
そちらはR8沿いいうことでモスバーガーやかつや、コメダなどチェーン店が並んでいる
コメダで夜食べたことないしそうするかなぁと思って歩いていたら、ふと、
北陸といえば寿司だったな!と思い、コメダの手前にあった回転寿司に入ることにした
新潟県内に二軒構える回転寿司屋さん
100円では無いし実際のところタッチパネルでのオーダー式で一切回ってなかった
店内中央のモニターには日によって変わるネタが表示されていた
北陸の寿司屋さんこういう気軽に産直の美味しい寿司が食べられるから好き
サーモン祭りをやっていたので早速『サーモンのオーロラソース掛け』
オーロラソース懐かしいなと思って(最近お好み焼きでも中々オーロラソースしないし)、しかも美味い
奥のは鮪三貫
これは同じくサーモン祭りの『鮭の味噌漬け焼き』
字面が既に美味いが食べても美味い
ここまで一皿300円以上でいきなり飛ばしてしまったので、急に怖くなってこのお店で一番安い189円皿の地ダコを頼みつつ、中央モニターに真鯛が有ったのでこれも外せないなと(鯛好き)
ズワイガニが意外と300円皿だったのでチョイス
何故か自分の周りには時期になると福井にカニを食べに行くセレブが多いので、せめて寿司を食べておいた
カニカマでないのは間違いなかったが、魚の方が好きやな、食べた感あるし()
季節限定デザートにアップルタルトがあったので頼んでしまった
甘くてうまうま
人生初回転寿司を新潟で経験して、案の定2000円以上食べてしまったがどれも美味しくて満足だった
そしてホテルへ戻る
明日はいよいよ東北地方へ一歩踏み出す
新潟を抜けて初めての山形県へ
旅は始まったばかり!
続き
https://bluemily-forest.hatenadiary.jp/entry/2022/11/17/204307
追記
この日の様子を動画にまとめました
よろしければどうぞ