未来のデイリーライフ

ツーリングの備忘録をメインに、自転車や日常の事も書きます

2022満を持しての東北ツーリング③【690SMCR】

2022年11月4日(金)

久々の飲酒でグロッキーになった翌日

ちょい早め起床して6時ごろ、雨の残る中宿を出て道の駅の敷地を歩く

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目的地はコインランドリー

今回の宿泊地は道の駅、宿、温泉施設、スーパー、コインランドリー、(ついでに老人ホーム)が隣接する便利な場所

下調べでは宿にランドリーが無かったのでこちらを利用しようと思って目星をつけていた
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宿のランドリーは大抵洗濯機と乾燥機別々なので都度取りに行かねばならないけど、そうしなくても1時間後に全て終わっているってのは便利だなぁ

ただ流石に料金は倍近くかかる気もするけど
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尚コンビニは近くになくて、昨日のうちに何か買ったわけでもなかったので、自販機でカロリーメイトソイジョイを買って朝ごはんとした
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昨日から降り続く雨は一応止む予定ではあったけど待っていると止まないもの

あまり待ちすぎて今日の宿のチェックイン時間までを減らすのも勿体無いので、渋々ではあるがカッパを着て出発した

だいたい8時ごろ

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今日は金曜日で平日という事で、街中はぼちぼちの交通量

広大な田園風景が広がっているのに何処から現れたのか車が沢山走っていた
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宿のあった街を抜け、国道沿いの広々とした工場地帯を越え、再び田園地帯に入って宮城県に向かうべく進路を東へ

実は『東北ツーリング』といいつつ、山形県鶴岡市が今回の最北地。頑張って高速道路をたくさん走れば秋田や青森、岩手まで回れたかもしれないけど、距離と時間の無理のない工程を組んだらここが限界だった
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東北地方に入ってすぐとはいえ、1.5日もかけてここまで来たので十分な達成感はある

惜しむべきはようやく山形に来れたのに鳥海山を見られなかったことか

おそらく正面の雲に覆われた山がそうだろうなと思いつつ
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庄内平野はまだまだ北に続いている

いつかまたこの先を見に来たいものだ!
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雨が上がり太陽が見えてきた

ロングツーリング朝で雨上がりの空という『なんか良い』と思える要素詰め合わせ
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正面の山には恐らく『羽黒山』もあって、これもちょっと寄りたかったスポット

雲の隙間から偶に見える上の方は若干雪をかぶっていた気がする
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そう、昨日から天気が悪い理由は日本海側から山形や新潟に寒気が流れ込んできたからで、土地と季節がら当然のことなのだが、朝起きて周りの山が真っ白になっていたらどうしよう、とはちょっと不安に思っていた

結果的には『雪被っている山が若干あるような…?』くらいのもので、気温もそんなに低くなく一安心だった

 

そうこうしていると視界に風車群が現れて、最初の目的地『道の駅しょうない』に到着する
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田園地帯にどどんと立つ風車たち

風車公園とも呼ばれているとか
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朝9時前ということもあってか道の駅はオープンはしていない
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カッパ。なんだか見たことあるような顔をしている。

公園の池でカッパを釣ろうとしているおじさんが居るってテレビで見たことがあるけどこの辺だっけ??

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この道の駅は6周年だとのこと

結構新しいんだ。
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道の駅の駐車場からみえる景色も綺麗でよかった
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さてこの風車結構近くまで行けそうだなと思って寄り道してきた

なんと真横まで行けた

先程ちらっと紹介した通り風車公園と案内があり、広い公園と道が整備されている
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振り返るとこれから向かう山間の方にも風車がたくさん立っていて壮観だった
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堤防にあがり、再び公園を見下ろす

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岐阜県は風車とあまり縁がないので何度も立ち止まって見てしまう

この辺りの人からすると見慣れた光景でも、自分からすると非日常な景色だ、面白い
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背後には最上川

名前だけは聞いたことある川だ
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今日は雨上がりで泥水となっているけど、芭蕉さんが一句詠んだくらいだし天気が良ければさぞ雄大な景色だったのだろうと思いながら出発する
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最上川に沿って山間に入るとそこは『最上峡』と呼ばれている

雨が再び降り出してしまったが、見事な山の色づきで綺麗だった
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一山超えて山形県の内陸部

新庄市に入ってローカル感溢れる道を走り出す

新庄、舟形、長者原と聞いたことある名前で知らない地名がバンバン出てくる
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この辺りは思ったよりも平坦で道も広く、岐阜県の飛騨地方のような狭さは感じない

けれど圧倒的に民家の密度が低くて少し寂しい感じ。コンビニはおろかスーパーや郵便局も見当たらない
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バイパスのようなちょっと広い道に出た所で『銀山温泉』の表記を見かけて安心する

次の目的地が見えてきた

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左手の山にかかる雪でも降っていそうな黒い雲、除雪して雪が積まれそうな広い路肩の道を走りながら、豪雪地帯に入ったのかなと感じる

実は最上峡を越えて雨は止んだのだが気温は一向に上がらず、寒さを感じ始めていた
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町を離れると高原道路走っているような雰囲気で、広い田んぼと畑、ぽつぽつと点在する民家、相変わらず公共施設や売店の類はない感じで、人の気も感じられなかった

しかも国道走っていてこれなので、山形って全然人住んで無いのかと思ってしまった
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前もって地図を見た時に開けた景色はもう少し南の方で見られると思っていたけど、銀山温泉に向かう途中でこれほど開放的な景色が見られるとは思わず、つい足を止めてしまった

山間に向けて伸びるような田園を貫く砂利ダート

つい去年に行った阿蘇山の麓を思い出す
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こういう道、岐阜や長野だと獣害防止も兼ねて入れないようにロープが引いてあったりするので、例えなかったとしてもあまり入るものでも無いかなとは思いつつ、

先ほどの人の気のない町しかり、迷惑走行するほどの人が訪れないのかなと思ったり
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そんな寄り道をしつつ、ナビの案内に沿って銀山温泉に向かうと唐突に着いた

正直道中看板も広告も何もなく、温泉街がある気配もなくて驚いた

有名温泉地だと数10km前から『下呂温泉⬆️』とか近づくと『ようこそ下呂温泉へ』とか順々に出るものな印象なんだけど、銀山温泉にはそれがなく、

広大な田園と小さな集落を進んでいたら唐突に現れた、という印象
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銀山温泉は基本的に車やバイク通れないし行き止まりなので手前の有料駐車場へ

バイク区画などは無かったが、料金は分けられていて確か300円だった

 

さて温泉街は坂道にあるようなイメージなので分岐を上へ
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すると間違いのようで離れの温泉旅館に着いてしまった

この宿から下の温泉街へ降りる道があるかと思ったのだが見当たらず引き返すことになった
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銀山温泉、山間にあるのは間違いなかった

ここまで山を登ってきた感じは無かったけど、隣の山と視線が同じだ

それにしても雪でも降りそうな雲だ
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気を取り直して分岐を下る方へ

平日だけど観光客がぼちぼち歩いてきている。
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奥の方にらしい建物が見えてきた
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温泉街直前になると業者さんなのか荷物運びの車や、送迎の車が増えて道が狭くなる

この時点で映画のセットのような和風の建築物がよく見えるようになる
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最初にお土産屋さんと、ドリンクショップがお出迎え

店先には昔の自転車的なものが置いてあった
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到着、銀山温泉

きっとこの先の曲がった先に有名なあの景色があるとみた!
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唯一行列が出来ていたお店

どうも豆腐が食べられるようで、豆腐を持って出てくる人と沢山すれ違った

そのまま先ほどの写真のしろがねばしまで戻って座って食べているようだ
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川を挟んで両側に古風な建物が並ぶ

観光地らしい雰囲気。足湯があったけどこの場所自体はそこまで暖かさを感じるわけでは無い

草津や別府のように街中に湯気が出ている感じではないよう
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銀山温泉といえば、はここか!

雪が降り積もった状態がとても美しくて写真をよく見る所

地図で見る通りここで行き止まりであり、悪く言えば『これだけ』

けれどたしかに有名な絵がそこにはあった
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そういえば昔、ゲーム『マインクラフト』で友達がそれは立派な温泉街を建築して見せてくれたことがあったけど

あれはここをモチーフにしていたのかもしれない。行き止まりの峡谷、中央に川が流れていて和式の建造物が並ぶ

マインクラフトを遊んでいる当時は知らなかったけど、今思い出した
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雪景色の写真を見た後だとちょっと物足りないかもしれない

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けれど紅葉との組み合わせもなかなか味わい深いかも

切り取った場所によってはモンスターハンターシリーズに登場する『ユクモ村』っぽいところもあるかもしれない
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実は冬にまた来ようと思っていて、友達と狙っている宿がこの『やなだ屋』さん

温泉街の最奥手前にあるということで、銀山温泉の非日常世界に入り込めるという意味合いで好立地
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しかしこの宿に限らず宿の玄関出たらすぐに通路なので、ちょっと落ち着かなさそうではある

チェックアウトして外出たら一瞬で他の観光客の波に飲まれてしまうので

 

建築物の最奥を越えると遊歩道が伸びて、滝や山道を散策できるようだった
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また謎の坑道があってちょっとした探検気分(すぐ行き止まりで引き返すことに)
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有名な銀山温泉をひとしきり歩いて満足できたので帰路につく

豆腐屋は相変わらず行列だし、蕎麦屋も観光客でそこそこ混んでいる。

そこで入口にあった『まんじゅう』の看板が気になる菓子舗に寄ってみることに
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面白いことにぱっと見お土産屋さんなのだがまんじゅうコーナーは特に充実していて、色々な種類がバラ売りされている

しかも大体1個130円くらいなので有名観光地にしては良心的なお値段!(というのがすぐ頭に浮かぶのが悲しい所)

という訳で、

銀山温泉名物『ごま饅頭(竹炭)』

ハズレなし、好物の『かりんとう饅頭』

東北といえばずんだか『ずんだ大福』

夏でもないのにスイカとは珍しいな『スイカ大福』

の四つを買って帰った
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お店のおばあちゃんは何度もありがとうねぇと言いながら丁寧に袋に入れてくれたり凄く印象が良かったので、次来た時にはもっと沢山お土産を買おうと思った

 

今回のツーリングでは全日通してお土産を買って詰められるだけの荷物の余裕が無かったんだよね…

 

再び町に繰り出し次の目的地へ向かう

相変わらず家と家の間隔が広い。昨日の鶴岡しかり、山形は家が全然密集していないのかな
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偶にあえて町中に入って見たりしたのだが、平地で町中の割に民家もお店も信号も少ない

岐阜の田舎って喫茶店や薬局はどこに行ってもある程度見かける印象なんだけど、このあたりはそれすら無くてびっくり

お年寄りが何かとつけて喫茶店に行くのは中部地方の文化なのか…?


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そんな集落を抜けて南北を貫く国道13号に乗るとまた一気に視界がひらける

衛生写真で見て道と田んぼしかないなあと思っていたけど本当にその通りの景色が広がっている
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横に高速道路が走っているのだが要らないんじゃないかというくらい快走で、ゆるいカーブの道が続く

『道の駅むらやま』が道中にあり、前もって寄ろうかと思っていたけどそんなに疲れても無かったのでスルーすることに

それくらい交通量も少なく穏やかな移動だった
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そのままのんびり進んでもよかったのだが、地図表示に国道と並走する脇道があったので行ってみることに

察しの通り田園を貫く砂利道で、どう考えても国道走ったほうが速かったけど、ひたすらまっすぐな砂利道を楽しめた
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先程まで散々山形は家も店もなく人の気がないと言ってきたが、この村山市までくるとよく知る街の様相になってきて、このまま南下して山形市米沢市まで行けばちゃんと街があるのだと分かった

なんとなく中部から西は田舎といえば山中の限界集落という印象なんだけど、山形はそういうのが無くて全然山肌に家とかが建っていない

ただ山形の北部はそれなりに平地でありながらも民家やお店が少なくて、同じ田舎でも雰囲気が少し違うなと思った

 

国道沿いに山形県を南下し、山形市までは下らずに再び進路を東へ

宮城県境の山脈へ向かう前に次の目的地『山ベーグル』さんがあった
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ここは美容室で山形のるるぶを見ていた時に載っていて覚えていたので来たかったベーグル屋さん

何故突然ベーグルかといえば自分がベーグル好きだからだ

向かう途中で山形のオフ車乗りが加わり(脇道から現れて後ろに着いてきただけだけど)そのままお店まで一緒したという奇妙なこともありつつ、無事ベーグル購入完了

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色々な種類ベーグルと、テイクアウトドリンク、ベーグルサンドが並ぶ

ベーグルサンドは売り切れだったのだが、プレーンベーグルが残っていたので時間さえあればそれで作ってくれるそう

お言葉に甘えてハム、チーズ、レタスのサンドを作って貰った
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溢れんばかりのレタスにびっくりするが、程よい硬さと甘味のベーグル生地と生ハム、チーズの塩加減が絶妙で最高にうまい

そこそこ色々なベーグル屋さんに行ったけどサンドは初めて。しかしこれが美味い。ベーグルサンド最高に美味い。戻ったら近くでもベーグルサンドがないか探そうと思った
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コーヒーも美味しかったし大満足

遥々ベーグル屋さんに来た甲斐があったというもの

そして山形での目的は達成された

 

銀山温泉のときも荷物がいっぱいでポケットに入るだけの饅頭しか買えなかったが、買えるならお土産は買いたい所

丁度近くに農協みたいな所があったので寄ることにした

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宅配サービスもやっているし地域のものがたくさんあって見ていて楽しかったが、どうしてもこれというものが見つからずその場を後にした
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正面に見える奥羽山脈に向けて走っていく

聞いた話では相当山深くて寒く、この時期でも積雪凍結の可能性があるということで、今回のツーリングで一番の山場だと考えていた
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最上峡越えて内陸部にきてからずっと寒いが、幸にして路面は乾いているし凍結するほどでは無さそう
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看板に仙台の文字が見えた

トンネルを抜けたらとうとう宮城県だと思うとワクワクする
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そして宮城県に入る!

ただいきなり仙台市入るんだと驚く

確かフェリー乗り場があるのも仙台市だった気がするが、どんだけ広いんだ仙台市

県境から太平洋までってなると岐阜でも広いことに定評のある高山あたりといい勝負なのでは…

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山形は曇り空だったが宮城県側は青空が広がっていた

この時期はやはり日本海側は天気が良くないのだと実感

それにしても紅葉が綺麗だ
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進路を真東から南方向へ

今日の目的地は仙台ではなく蔵王

今日はずっとカーブの少ない緩やかな道を走ってきたが、ここから久々のワインディングが始まった

下記ツイート動画の後半がそれ


冬らしく14時を回っただけなのに随分と陽が低い

夕日に向かって走るようで、眩しいけれど今日も終わりが近いようでなんともいえない気持ちになる
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R457から県道47号へ

交通量極小で何もない、だがそれがいい

途中『川崎町』に入り、ここにも川崎があるのかと思ってしまう
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目的地が近づいてきたが、ちょっと雨粒が落ちてくるようになった

太平洋側は晴れやすいとはいえ、向かっている蔵王は大きな山なので天気が不安定なのも仕方ないかと思いつつ


蔵王町に入った

とうとう蔵王にきたのだ!知り合いのいる蔵王に、岐阜から!
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そう、今日は蔵王の宿に行く前に知り合いと会う約束をしていた

SNS絡みではなく、リアルの知り合い

何年か前から『僕バイクでそっち(蔵王)まで会いに行きますよ!』と言いながら全然行かなくて待たせてしまったけど、ようやく約束を果たせた
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遠刈田温泉セブンイレブンで待ち合わせ
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向こうさんがまだ到着していなかったのでぶらっとしてみた

まずセブンイレブンに恐らく宮城県限定商品がある事に驚く


遠刈田温泉

蔵王観光の拠点と聞いては居たけど実際どんな所かよく分からない

案内所やお土産屋さん等々並んでいて、ここはここで楽しめそうだった
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深入りしようとしていた所で向こうさんから連絡があり、観光はここまで

申し訳ないけどまた機会があれば遠刈田温泉さんはよくよく観光したい

 

そこからは知り合いの人の家に連れて行ってもらって、久々の再会を喜びつつ、近況報告やたわいもない話を1時間ほど出来た

本当、淡路島行ったり九州行ったりするとそっちの友人に会える、宮城まで来ても知り合いが居て話ができる、凄いことをしているものだと思う

バイクに乗っていなかったら、遠い場所の人は一生遠いところの人で会うことはなかったろうし知り合うこともなかった

遠くへ行ってしまった人もきっとそれまでで、二度会うことはそう無くなると思う

わざわざ会いに行くパターン、行ったついでに会えるパターン、いずれにせよ『こんな遠くまで行って会ってきたんですよ!』とあとで周りに話ができることは自分に自信がちょっと持てることになっている

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そういえば知り合いに山形の町には喫茶店も何もなくて…という話をしたら

『無いなら無いで、猫と暮らしたりとかそういうことはできる』

という答えをもらって、なるほどと思った

その知り合いも買い物するために1時間かかるような場所に住んでいるけど沢山の猫と暮らしていて、偶の休みには夫婦で山登りも始めたとか

色々無いのが当たり前の環境なら嘆く事もなくできる暮らしをしていく、というのは考えてみればそうだったけど言われるまで気づかなかったことだ

思えば知り合いも岐阜にいた時はポケモンGOやらパチンコ屋にも通っていたよなと思って、それが出来なくなったからって廃人になった訳でもなく猫とニコニコしながら暮らしていたのですんごい説得力だった

 

チェックイン時刻が迫ってきたので知り合いと別れて再びバイクに跨る

最初の一歩が中々踏み出せなくて東北に来れなかったけど、一度経験すれば次はすぐに来ます!と告げて

 

日の落ちた山道を進む

今日から通行止めになった蔵王エコーラインの入口を通過したはずだったけど暗くてよく分からなかった

看板はおろか分岐もあったか記憶にない

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やっぱろ遠目で見ていた通り雨が降っていたのか路面はびしょ濡れ

落ち葉もたくさん

エコーラインほどでは無いと思うけど大概こちらも標高を上げていくのでぐんぐん気温も下がってきて、バイクを走らせるのが恐ろしくなってくる

コーナーの途中で白い粉を見かけた時は本気で肝が冷えた

融雪剤なのか近くでやっていた工事現場の白線なのか分からないけど雪では無かったのは間違いない
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やってきたのは『青根温泉』というところ

暗いのでよく分からなかったが、宿がいくつか並んでいるのは分かる

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地図を見て何となく坂の上にあるのかなと思っていたら、逆に温泉街を降った場所に今日の宿があった

17時だが正面玄関前の駐車スペースはもう車は一杯だった

バイクなので玄関前の屋根スペースに停めさせて貰えた
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今日のお部屋

ビジホではなく温泉宿という事でユニットバスやトイレは部屋にないが、それなりに大きな旅館なのにシングルルーム、シングルプランがあったので利用させてもらう事に

和室なのに布団が浮いているが、そういえば『ローベッド』って書いてあったことを思い出した
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綺麗な共有洗面スペース

給湯や氷、化粧水や乳液まで使わせてもらえる。嬉しい
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客室前廊下はこんな感じ

引き戸スタイル

温泉宿で1泊2食付きで13000円(しかも1人利用で)はかなり安いと思うのだが、そうは思えない上品な内装をしている
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外観

『山景の宿 流辿』さんというのが今回お世話になる宿の名前
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玄関

帰る時にはクリスマスツリーが出されていて、はえぇ…と思った
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ロビーとフリードリンクスペース

泊まると美味しい水とコーヒーとアイスキャンディが食べ放題だったのだが、コーヒーがやけに美味しくて何杯もお世話になった

このスペースの水も含め、手洗い場等この辺りはかなり綺麗な水を使っているのだとポスターが貼ってあった

確かに美味しい水だったし、今思えばコーヒーが美味しかったのもそれのお陰か!
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部屋に置いてあるお菓子はやっぱりずんだ

いいねえとても好き
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荷物を整えて、少し宿内を散歩して、時間が来たので夕食が運ばれてきた

そういえばひとりで泊まり旅行し出してから、部屋にご飯が運ばれて来るのは初めてだ

憧れていたのだけど温泉宿の食事付きプランはお一人様だと割高になってしまうから避けていたので、今日のお宿を見つけられたのは本当に幸運だった

そして並べられたお料理を見て次回も同じことがやりたくなってしまう…多少割高になったとしても…
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本当にどれを食べても美味しかった!

食事付きプランにして良かったし、この宿を選んで本当によかった

そして良すぎるが故に誰かと『うめえうめえ』って言いながら食べたかったとも思ってしまった

 

そしてそんな美食を楽しんだのに更に追加でコンビニスイーツを追加してしまう

先程セブンイレブンでみかけたずんだ大福入りの和パフェがどうしても気になってしまっていたのだ!
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これもまた美味いわぁ

大福、どらやき、栗も美味いのだがその下の黒蜜ゼリーが堪らん

どうして宮城限定なのか…

正直もう一個買ってフェリーに持ち込めば良かったと後悔した一品だった
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幸せいっぱいの食事を楽しんで、タイミングを見計らって貸切露天も満喫して、

まだ時間は残っている

屋上が開放されていて星空が観られるとの事だったので登ってみる事にした
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冬の澄んで高い夜空が広がっていた

湯冷めが心配だったけど、思ったよりも寒くない

これまでの満足感と、久々の星空鑑賞、撮影で興奮していたから感じなかっただけかもしれないけど
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星空をみて写真を撮るのはいつぶりだろう

めちゃくちゃ凍えながらひるがの高原へ行ったり、苗木城まで行って撮った時を思い出す

それも友達と一緒だったから、ひとりで写真撮ってるのも初めてだったかもしれない。いや、伊豆でソロキャンした時にも1人で星撮ってたか
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楽しいし満足感でいっぱいだ

けれどちょっと寂しさを感じてしまったから良くなかった

それなら次は誰かとやればいいだけの事、うんそうしようと思った
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3日かけてやっとこれた宮城県
けれど明日はもう昼にはフェリー乗船だ

やっぱりあっという間だ