前回の記事はこちら
bluemily-forest.hatenadiary.jp
2024年6月2日(日)
午前7時ごろ、展望デッキ
あわよくば日の出を拝もうと思っていたけれど、起きれなかったので日は既に高い
九州行きのフェリーと違って早朝に港につかないから安心して寝ていられる反面、そう思うともうちょっと寝てよ、まだ大丈夫、起きるのめんどくさいなぁってなる
写真に残った位置情報からすると、現在地は秋田県沖のようだ
写真の左手に見えるのは男鹿半島。昨年の東北ツーリングで寒風山に行ったことが懐かしい
一度船内に戻り、食堂で朝食を
バイキング形式ではなく、メニューの注文式だ
確か和食セットと洋食セットが選べて、僕は優雅に海を見ながらコーヒーを飲みたかったので洋食セットを注文した
ら、セットにはコーヒーが付いていなかった。別売りかい
改めてコーヒー単品を注文して戻ってきて朝食を楽しんだ
こうして旅先で食べる卵焼きとベーコン、クロワッサンの美味しさたるや、この為に泊まりで出掛けていると言っても…
お客さんが少ないので席の自由度も高く、デッキが見えるテーブルで食事した
10時ごろになると、船は青森県沖にまで進んだ
富士山のように綺麗な山のシルエットが見える。岩木山だ。去年岩木山に登れなかった事は残念だった
あまり天気は良くないが、雨は降っていない。6月の本州といえば梅雨真っ盛りだから仕方がない。仮にここで雨が降っていたとしても、僕はこれから北海道に行くから関係ないもんね!とちょっと自慢したくなる
10時の休憩ということで、昨日新潟の業スーで買った菓子パンと、船内自販機で買ってきたホットの缶コーヒーを開ける
お客さんが少ないからだろうか、船内のカフェスペースが営業していなくて、缶コーヒーしか飲めない…
更に進んで青森の北端がひとつ、龍飛崎の沖合いに
岬に立つ風車に見覚えがある。あそこも去年行ったからな
12時。持ち込んだカップ麺を食べる。チリトマトヌードルが1番好き
食堂のメニューにそそられると思ってなくてカップ麺買っておいたのだけど、まさか食べたいと思ってしまうとはなぁ。イカ丼とか
とはいえカップ麺も大概荷物なので食べて減らす。バイク旅ってままならないよね
食べたら再びデッキへ
天気悪いし風は強いし快適とはいえないのだけど、こうして船上から海や遠い陸を眺めているのが好きだ
とはいえ半日もいると流石に違うことがしたくなる。飽きてきたわけではない。あんまり外にいると潮を浴びすぎて体に良くないかもしれないからだ。断じて飽きてきたわけではない。
100円で10分も潰せるマッサージ機。この手のマッサージ機、温泉とかでも100円でやらしてくれる所って意外と少ないよね
部屋に戻ればテレビもある。
アニメ、競馬、ツールドフランスの実況…、いや趣味ばっかりか()
ちょっぴりお昼寝なんかもして午後3時
おやつの時間だ
船の中で流れる時間はとてもゆっくりで、嫌いじゃない
青い空が見えてきたという事は、本州を離れ、梅雨ではない北海道へいよいよ近づいてきたという事
みるみる雲が晴れていき、思わずニマァっとしてしまう
行き先を見れば陸地が見えてくる。あれはもう本州ではなく北海道なのだ。
苫小牧の港が近づく。苫小牧自体は初めての場所だけれど、3年前に上陸してまた来たいまた来たいと焦がれていた北海道の大地であることに変わりはない
接岸が近づくにつれて、帰ってきた!帰って来れた!という気持ちが湧き立ってくる
初めての東苫小牧港、地形が何も分からん。
取り敢えず下船してすぐ立ち止まっても邪魔になるので、雰囲気で少し走って、茂みの奥に辛うじて乗ってきた船が見えるところで停車して写真を撮る
再び北海道に立つ
まっっっっっっっすぐな道路。これだよこれ、これぞ北海道。なにもかもが本州とは違う。だからこうして訪れたくなってしまうんだ
今回、毎日1枚、その日の北海道ツーリングを現すようなバイクとの自撮りを撮っていこうと考えていて、今日は海辺で撮った
『簡単には戻れないところに来た』
もっとノリ良く明るく楽しく楽しめば良いと思うのだけれど、性分なのか、また1人で自由に勝手に飛び出してきたことに対して、気が引き締まる思い。
さて、日も落ちてきたので早めに宿に向かうべき。鹿の飛び出しが怖い
そうそう、本州はもう入道雲とか出てた気がするけど、北海道はまだ春の雲。さすが
今日の宿は港から30分と離れていない、『佐竹旅館』さん
1泊2食付き8510円 ネット予約
ネットで見た通りの外観
他のバイクも停まっていたが、屋根やバイク専用の駐車場所があるわけではない
旅館の前の通り。閑静な住宅街という感じ。少し行けばスーパーなどもあるようだけれど
ロビー。柔らかい物腰のオーナーさんっぽいおじさんが受け付けてくれた
自販機とお菓子の販売もしていた
PCと漫画のコーナー
階段の窓からみた景色
今日のお部屋。必要十分な広さと設備。手前にトイレあり。風呂は大浴場がある
北海道はエアコンがないと聞いていたけれど、普通についているぞ?冷風もでるやつ
ランドリー。洗濯機と乾燥機動かすのは有料だけど、洗剤はサービスしてくれる。粉の洗剤…!初めて使う!意外と良い香りで仕上がりもふんわりだった
そして夕飯がこちら
多!!うま!!感謝!!
前回の北海道ツーリングでは食事付きの宿取らなかったこともあって、北海道の民宿みたいな所は初めてだったんだけど、噂に違わぬ量と旨さ。道や景色のスケールの大きさだけが北海道の魅力ではなく、出てくるご飯のスケールも違うとは聞いたことがあった。まさにこれかと
刺身は鰹とタコの頭、ホッケは卵が入っている。ホッケの卵って何だよって思ったけど、向かいの席のお母さんが娘に『ほらみて卵入ってるよ〜』と言っていたので間違いない。他の料理もうまいの何の。腹パンパンになるのは見えていたけれど、食べちゃう、食べれちゃう。おひつのご飯もしっかり食べ切って、正直苦しいくらいだったけど、嫌な苦しさじゃないというか、北海道初っ端のご飯がここで良かったと心からそう思えた
これは幸先がいい
そう思った2日目だった