未来のデイリーライフ

ツーリングの備忘録をメインに、自転車や日常の事も書きます

せきサイクル・ツーリング2024in板取川

2024年10月26日(土)

朝晩が少し涼しかったり、山奥の方は少しだけ葉の色が変わってきているものの、日中は未だ夏の暑さが残るこの頃

2ヶ月ぶりの自転車イベントに参加してきた

 

記事タイトルにもある『せきサイクル・ツーリング2024』だ

岐阜県関市が舞台

今年は三重、岡山、長野、滋賀とあちこちの自転車イベントに遠征しているけれど、今回は県内と言うこともあり大分参加しやすい

前泊したり、日が上る前に起きて出発する必要もない

各エイドを回りながらサイクリングを楽しむイベント性も相まって、気負わずに参加できる

 

とはいえ今年の2月、『グランフォンド熊野』では同じようにエイドを回りながらサイクリングするイベントながら、コース難度や時間の使い方が良くなくて足切りにあって完走できなかった

グランフォンド熊野は100km2000アップ、関サイは90km1000アップと明らかに数値上はコース難度は緩いのだけど、山を登ることには変わりがない。今度こそ完走できるかな?という一抹の不安は持ってイベントに向かった

 

朝、関市内で朝マック

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最近登山や自転車イベントに朝は朝マック利用が多い

手軽にカロリーと、サラダを付ければビタミンも摂取できて良さそうだと思ってる

 

会場着
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直前まで雨の予報だったのがなんとか持ち堪えてくれた

 

受付を済ませると、今回誘ってくれた友達の『いもこさん』と合流
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そして5月のツール・ド・エコパで一緒した地元サイクリンググループの『あきひろさん』とも再会

まさかまた会う機会があるとは!

 

今回のイベントの参加車両はグラベルロードのGIOS  nature carbon

レースではなくサイクリング。そしてグランフォンド熊野のリベンジもしたくて、ロードバイクは置いてきた
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グラベルロード、オフロードを走らなくても太いタイヤはサイクリングに快適なんだぜ

 

開始時間が近づいて、スタート会場の人口密度が上がっていく
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オレンジのビブスをつけた人たちは先導車。400人近い参加者たちを10人くらいずつ時間差スタートさせながら、その先頭を走ってもらってルート案内や危険走行を監視する役割を持っている

 

最近、流行りの推し活じゃないけど、出先でアクスタと写真を撮る人達をよく見る機会があるので自分もやってみた
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因みにこのアクリルキーホルダーの青髪の娘は、『りょうちんさん』という絵描きさん兼ロード乗り兼ロードの便利アイテムを作ってくれている方のオリジナルキャラ透華ちゃん

 

スタート整列
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今年はほぼ毎月イベントにでてスタート整列しているから慣れたもの
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レースじゃないと言うのも相まって非常にリラックス

…と思っていたら10人ごとの各グループでスタート前にスターターのお姉さんからインタビュータイムがあった

しかも並び的に『当てられる』位置…

ということで直前はある意味緊張した(笑)

 

ともあれスタート

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くしゃくしゃで見にくいけれどこんな感じのルートで進んでいく

 

武芸川西グランドを出発して、県道59号寺尾千本桜公園にむけて早速ヒルクライム

バイクでもよく走る道だから慣れた道

 

最初のチェックポイントは板取川洞戸観光ヤナ
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チェックポイントでスタンプを貰い、エイドを受け取って食べるのが基本の流れ

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最初のエイドは鮎雑炊
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安心してください、写真に写ってないだけで鮎の身は沈んで居ました

普通だとしょっぱ過ぎるくらいの塩見が、ヒルクライムで汗ばんだ身体には丁度いい

 

岐阜県でよく見かける『観光ヤナ』だけど立ち寄ったのは初めてかも
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何となく鮎釣りしたり罠があって鮎が食べられる所なんじゃないかと思っているけれど実際よく分からない

 

さっき食べた雑炊の具材が泳いでいた
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おう、美味そうだな

 

しかしグランフォンド熊野の反省で、最初のエイドでのんびりし過ぎると足切りに合ってしまう、と思うとあまり気が休まらない

周りを見てもチームジャージを着た人たちなんかは熱々の雑炊に苦戦しながらもさっさと食べて出発しようとしているよう見える

ロードバイクのサイクリング系のイベントって難しいもので、サイクリングだと言ってものんびり食べて景色見て写真撮っていると時間に余裕がなくなるし、かと言って出してもらった食べ物をさっさ流し込むのもなんか違う。でも実際しないと結構速く走らないと間に合わなくなって…

 

と言う思考はともかく、ここで受付で再開したエコパを一緒に走った『あきひろさん』と合流。ここからはスタートをあわせた『いもこさん』、『あきひろさん』、自分の3人で走ることに
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オレンジのビブスをつけた先導車の1人でもあるあきひろさん(ボランティアで志願したらしい)に引いてもらいながら、3人でトレイン状態で次のエイドを目指す

トレインといいつつ、先頭交代は無いのだけれど(大会ルール的に先導車は追い越さないことであるし、僕としてもサイクリングを楽しみに来ているので、後ろで楽をさせて貰ってもまぁ良いのかなと)

 

あきひろさんの頼もしくて走りやすい引きのおかげで、ロードバイクほど高速走行が得意では無いグラベルロードバイクでも25〜30km/hくらいで気持ちよく走れた
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二つ目のチェックポイント小瀬見集会場で、『かわせみ饅頭』とみんな大好き『関牛乳』を貰う。僕が選んだのはフルーツ牛乳だけど、勿論普通の牛乳とコーヒー牛乳も用意されていて好きな味が選べた。

かわせみ饅頭は名前の通りカワセミの描かれたお饅頭。餡が選べて、つぶあん、抹茶餡、栗餡、ゆず餡等々迷っちゃう。僕は黒ごま餡にした。予想に反して甘々な黒ごまだった。美味しかったけどね

 

そしてここでも仲間が増える
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あきひろさんが去年の同じイベントで出会ったと言う高校生の少年。

まさか高校生と知り合う機会がやってくるとは…

今日日職場に10代の新人が入ることもなければ、僕自身も早来月には30代

情けないが正直10代の子とどうやってコミニュケーション取れば良いのかも分からなかった

 

とはいえバイクや自転車という趣味の良いところは、会話によるコミュニケーションがうまく行かなくても、走ってなんぼでもあるというところ

走りで語れ、走りで対話、

漫画やアニメの世界の話のように見えて、実際やってみるとあながち間違いでも無いと個人的には思っている

 

それにこうしておっさんなりかけがごちゃごちゃ考えていても、相手は学生、フィジカルやメンタルは実に純粋かつシンプルだ

ようは後ろから見てたけど、元気のいい走りだなって

 

3つ目のチェックポイント、板取川温泉ではまぜごはんと豚汁がもらえた。だいたい昼ごはん
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ここまで一緒に走っただけで何となく話しかけてみやすい雰囲気だったし、10代と話せる機会も貴重なので頑張って話しかけた

少年とたどたどしい会話をしながら、僕も10以上年上の方達に囲まれながら話す機会が多いから、逆の立場だとこういう感じになるんだなあというのをしみじみ

同時に目の前の学生である彼からしたら僕もまた10以上年上のお兄さんだかおっさんな訳で、僕自身いつまでも『若い』『最年少』みたいな感覚でいるのは危ないなと感じた

趣味にせよ仕事にせよ現環境では未だ僕は最年少である事が多いのだけど、20歳から10年は経ったなりの心構えというか自覚はしておいた方がいいなと感じた

 

高校生との触れ合いで気付きが得られた気がしてちょっと満足感

そしてコースは折り返し
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チェックポイント4は川浦渓谷。エイドは栗羊羹

コースのメインである県道52号はバイクでも良く来るので見知っているが、川浦渓谷はそこから1本分岐を外れており知らない場所だった。とはいえ思ったほど遠い場所でも無い
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バイクで行ってみたくなるような道が続いており、とはいえこの先は福井県境で道もほとんどない山岳地帯。危ないかそもそも道がないかだとは思うけれど、今度確かめたいもの

 

渓谷にかかる橋の上でロードバイクの集合写真
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これだけ山奥に来てもまるで紅葉していない
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秋が消えるのか冬が消えるのか、そんな事を考えなくもない

 

次のチェックポイントに向かう途中、少年がついて来ていないことに気づいた

渓谷からの下り、後方確認が疎かになっていた

幸いにも暫く待っていたら追いついて来て一安心

自分で決めてロードバイクに乗ってイベントに参加したのなら自己責任、はそうかもしれないけれど、大人と高校生が一緒に走ったのならば、高校生が無事に走り切るまで見届けるのは大人の責任であるのだろう。僕もバイク乗りたての頃、何なら今でもだが色々な大人の人に助けられているし気を遣って貰っている。けれどそんな僕も高校生からしたら大人であり、自分を差し置いて見てあげるべきは高校生の彼のことだろう

 

バイクでの集団走行においては初心者は先頭から2番目に走らせるのがセオリーだ。3人以上で走るなら初心者は最後尾にしない。それはロードバイクでも同じだろう。高校生の彼はロードバイク初心者ではないけれど、大人が面倒見る責任があるのはたしかで、後ろに1人つけるべきだったなと

そこからは僕が最後尾で走ることにした(最後尾が1番空力的に楽なのもあるけどね😏)

 

なんて大人の責任の話はともかく、高校生のフィジカルは半端なく、途中からペースが上がって僕とあきひろさんは置いて行かれてしまった

先導車としての責務を果たすあきひろさんにずっと引っ張ってもらうのは申し訳ないとは思いつつ、グラベルロードの僕が前に出て同じスピードで引くのは恐らく無理なのでひたすらお客様していた

 

5つめのチェックポイントである高賀神社までは激坂区間

そこまで行っても高校生の彼に追いつくことはなく、あきひろさんの後ろにずっといて楽をしていた割には僕も奮わず死にそうな思いで坂を登った
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ここでのエイドはキウイのシャーベット
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激坂登るのに消費したカロリーを思うと物足りない…
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この激坂を登る前から思っていた事だが、やはりグラベルロードでロードバイクのペースに合わせて走るのは、風除けして貰っていてもキツイものがあったようだ。それくらい僕自身の脚力が足りていない。体力的にはヘロヘロじゃないんだけど、脚が大分消耗してる

 

高賀神社も名前は知っているけど来たのは初めてだ
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そして次のチェックポイントまでの下りでトラブルが起きた
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ある意味先ほどの、『高校生を最後尾にしない』が役に立ったわけだけど

走行中、高校生のロードバイクのシフトワイヤーが切断してしまった。落車につながるトラブルでは無かったのでまだ良かったけれど、まだゴールまで数10km、上り坂もある中で変速が不可能になってしまった。しかも下り坂だったのでギアは1番重いトップの状態

『あー!やばいかも!!』と言って前を走る高校生が停まったので、後ろにいた自分が気づいて今度ははぐれることはなかった

とはいえシフトワイヤーが切断された状態に対して僕がやれることは全くなくて、(下り坂のコース途中だったのもあり)後続車の迷惑にならない様に道路脇に寄るよう促したり、先に行った2人にLINEを入れたくらい

気の利いた事も言えず、『ここまで来たので先に進みます』という彼の意見を尊重してあげたくらい…

いい大人が何にも出来なかったなぁと思った。僕が知っている大人たちなら、颯爽と部品と工具を取り出して応急処置をしてしまいそうなものだ

今度からシフトワイヤー忍ばせておくか…?

 

LINEは見てなかったけどやはり気づいて待っていてくれた2人と合流し、再び4人で走り出す

最後のチェックポイント、行きに通過した寺尾ヶ原千本桜公園までは、高賀より緩いながらもヒルクライム

ここでも僕はもう脚が全然回らなくて遅れて到着

リアがトップで固定されている高校生の彼は凄まじいフィジカルを見せ、ダンシングで1番に登って行った。あんまし言うと老けそうなので言いたくないけど、『若いってすげぇ…』と思わず漏れた

 

さて、最後はサツマイモプリン。甘いもの最高
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今のところヒルクライム散々な僕だけれど、どうにも今日は踏み続けているから消耗し続けているだけで、回復力は衰えていないみたいだった

公園を出て、峠のてっぺんまでまだ1kmくらいの登りがある

へなちょこな大人の最後の意地、高校生のフィジカルを体験して、まだ強くなりたい…!

いもこさんとあきひろさんはもう高校生を追いかけるつもりは無さそうだったので、僕だけ追いかける

追いついて、一緒にダンシングしながら走る。登りの終わりまであと500mくらい。まじか、彼全然余裕そうなんだけど…。甘いもの食べて休息回復して、走れるようになったぜと思ったけど、8割くらいの力で追い込みヒルクライム、500mしか保たなかった…。『無理だー!俺もう無理ーっ!!』失速した

 

ゴール。あっさりと完走。まぁ、もうあまり走りたくはないけれど
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味噌うどんと生姜入りの甘酒を貰い、いもこさんと乾杯した

高校生含めてお三方とも、余裕のある走りだった

僕自身は毎週1時間か2時間か、屋内ローラーでトレーニングしているくらいで、鍛えられているか現状維持してるだけか微妙なラインだと思うけど、今日の結果を見るに強くはなれていなさそうだ

 

せっかくので会場に出店している農園さんのいちごミルクと
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スイートポテト、米粉シフォンケーキ購入して頂く。うま
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このグラベルロードで完走出来なかったグランフォンド熊野のリベンジ、関サイで無事果たせた
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とはいえ自力というより強力な引きあってのこの余裕だと思うし、一般的に見てロードバイクより楽に速く走れないグラベルロードでイベント完走は、僕にはまだ荷が重いのかもかもしれない

完走出来なくても好きで乗れてそれで満足するか、

完走するためにロードバイクで来るか、悩ましい

 

お土産は出店していた農園さんが作った果実のコンポートお試しセット。いちご、パイナップル、キウイのコンポート
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翌日食パンに乗せて食べたけど、甘ーい果実を感じられて美味しかった

 

参加記念品の水
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まるでモネの池から汲んだようなパッケージ。いやいや

 

他にはマルチクロスやマフラータオルなど。関市のゆるキャラ『はもみん』が描かれている
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あと関市のオススメカフェが載ったミニ冊子

カフェ活が捗りそう

 

そんな感じで無事終わり楽しめた関サイ

これで今のところ今年の自転車イベントはあと一つ

 

今年は積極的に自転車イベントに参加して来たけれど、そこまで人脈の広がりは無かったなと思っていた

けれど今回イベントで、5月のイベントぶりにあきひろさんと再開したり、そのあきひろさんの繋がりから高校生の子と話す機会が巡って来たり、何も無くは無かったんだと思えた。

1人で歳を取っていくと人とのつながりが薄れていくのを感じているから、こうして悪あがきのごとくイベントに参加していく事、悪くないんだなぁと思った次第

 

勿論、そうして出会った人達に対して、リスペクトを忘れない事も大事にしていこう

 

記事中に出てくる、完走出来なかったグランフォンド熊野の記事はこちら

bluemily-forest.hatenadiary.jp