今記事はバイクでもロードバイクでも無いが、気が向いたので旅行の日記を綴ってみようと思った次第
- 2025年8月7日(木)
- 2025年8月8日(金)
- COFFEE AND SANDWICH CASUAL DAYS
- 春日山神社、春日山城跡
- 南魚沼
- 山本山高原
- 錦鯉の里
- 2025年8月9日(土)
- 燕温泉
2025年8月7日(木)
長期休暇の直前というのは大体、仕事でトラブルは付きものだ。
そんなことを思いながら、最低限の事は終わらせて定時で帰り、友達の迎えを待つ。
バイクに乗り始めて、長期休暇の時は1日前に年休を取って長期休暇を更に増やし、余裕を持った旅程を組んでいた。
けれど大分バイクと長距離ツーリングに満足してきてからはそれも減り、今年はなんだか久々にそういう事をしたなと思った。
いかんせん10年も働いて出来ることが増えると、手伝える事も多いもんだから休み辛い。というのは言い訳で、あちこち出かけるのに腰が重くなってるだけとも言えるのかも知れないけれど。
ともあれ今回は友人の誘いで同行する新潟旅行。
友人が運転する車の助手席で揺られるだけの簡単なお仕事だ。
新潟に行ってみたい、新潟の米が食いたいと言うので、初日の宿と、自分が行ったことのない長岡の辺りを勧めつつ、後の行き先は割とおまかせだ。とはいえある程度自分の方でもネタは用意していったが。

↑車移動で荷物に余裕もあるので千奈ぬいも持っていくことに
平日仕事終わりからの弾丸ドライブという事で、最近の睡眠不足と相まって僕は途中で寝落ちると思っていた。
しかし途中駒ヶ根SAで夕食にソースカツ丼を食べた事で、非日常の始まりを感じ気持ちが高まったからか、新潟県上越市のアパホテルまでお目目ぱっちりだった


↑アパホテル上越妙高駅前は素泊まり6950円/人 大浴場付き。大浴場は24時までなので正直間に合わないと思ったが、想定より早く着いたお陰で利用することができた
2025年8月8日(金)
友人には悪いと思いつつ、普段の休日のノリでたっぷりと眠らせてもらい9時起床。
昨夜は真っ暗で見えなかった上越市の景色を確認出来るとちょっとテンションが上がる。
澄み渡った空、とはいかないが、澄んだ空気の元、日本海側の広大な平野が一望できる。富山、新潟、山形、秋田と見てきているが僕はこの景色が好きだ。

↑ホテルがL字型になっているため向かいの部屋が見える

↑ぬいの写真を撮っていたら向かいでカーテン全開にしていた部屋のカーテンが閉められた。おじさんがぬいぐるみの写真を撮っているのが見られてドン引きされたのかも知れない。
部屋を出ると廊下にはタオルやシーツなどが散乱しており、早くもホテルの掃除が始まっていた。先ほどは他のお客さんではなく、清掃員がカーテンを閉めたのかもしれない
ともあれこれから本格的に観光が始まる。
友人は朝ごはんに拘らないので、調べておいたカフェに車を走らせてもらう。
モーニング文化のある中部圏は10時前から開くチェーン以外のカフェや喫茶店が割とあるが、他所はやはり少ない。
なのである意味珍しい、8時から空いているカフェを車で10分の商店街に見つけられたのは幸運だった
COFFEE AND SANDWICH CASUAL DAYS
COFFEE AND SANDWICH CASUAL DAYSさんは高田駅の東に広がる大町商店街にある綺麗なカフェで、コーヒーとサンドのお店。朝限定のモーニングプレートまである。ぜひモーニングプレートを戴こうと思ってきたのだが、僕は勘違いしていた。今日はまだ平日の金曜日で、モーニングプレートは土日祝日限定なのだと。平日に休んでカフェに来ると空いていて良いのだが、一方でこうして土日限定のメニューがあるのも事実。一長一短である。
注文したのはBLTサンドとアメリカーノ。メニューの1番上はエスプレッソ500円でホットのみ。多分エスプレッソマシンで入れるガチのエスプレッソかなと思いつつ、ブレンドコーヒーがメニューに無いため、ワンチャンそうかと思ってエスプレッソを頼んだら、『カップに少ないやつですが良いですか?』と帰ってきたので想定通り本物のエスプレッソだったようだ。渋々エスプレッソの下に書いてあるアメリカーノを頼み直した。アメリカーノってアメリカンコーヒーのことで浅煎りのやつかと思っていたのだが、調べたらどうも別物らしい。エスプレッソのお湯割りということでメニューの並びと、ブレンドコーヒーが無いことに納得。そして飲んでも納得。濃い味が飲みやすくなっていてすごく美味しい。自分で言っておいてなんだがお湯割りというのは失礼なレベル。ともあれ珈琲が非常に美味しかったのでドリップバッグを購入した。

↑外装。味わいのある商店街の一角、リノベーションされた綺麗なカフェがある。駐車場は向かいの共有スペースに2台分。もしくは商店街ようの観光駐車場(徒歩5分位以上)がある

↑内装。吹き抜けで開放感。照明や植物が好み
↑アメリカーノとBLTサンド。飲み物とセットでサンド系を頼むとサラダがつくので実質モーニング。甘酸っぱいキュウリ、ニンジン、紫キャベツ。ベーコンもはみ出る大きさで非常にボリュームのあるサンドだった

↑お土産に購入したドリップバッグとバタービスケット。クッキーやパウンドケーキなど焼き菓子も沢山並んでおり悩んだ。
春日山神社、春日山城跡
良いカフェで朝食が取れたし美味い珈琲が飲めたな、とほくほくしつつ、ここからは友人に行き先を任せる。
神社もある為、入り口から急勾配の階段が目を引く。


ちょうど1年前、僕は会社の都合で山形の米沢に行く機会があり、ついでに上杉神社を観光してきた。そこでも上杉謙信、上杉景勝、直江兼続といったゆかりの人物の銅像やらなんやらを見てきたところであるが、この春日山も同じく上杉に関係する(関係どころか居城だが)だけあってか。雰囲気が似ているなと感じた。




どちらも緑が豊かで広々している。そんなのどこの神社も同じだろうと言われればそれまでだが、個人的には空気感が似ているな思った。そういえば上杉の宿敵こと武田の武田神社(山梨)にも行ったことがあるが、広々とした境内は同じながらやはり何か違ったなと思う。僕自身の語彙力が足りないのもあるが、それぞれの勢力が建てた時の思いや当時の人々の営みは上杉と武田で違っていて、神社という厳かな場所だからこそ、空気感的なもので違いが感じられるんじゃなかろうか。
神社を越えて遊歩道を歩き、本丸のある山の頂上を目指す。
頂上といってもガチ登山とまではいかない。とはいえ5分くらいで着く距離でも無い。幸いにして酷暑が中休みになったからか、それとも上越はもともと酷暑にならず涼しいのか、いずれにせよ少々汗ばんだくらいで本丸まで歩くことができた。岐阜城のように山裾からロープウェイでも通っていれば楽そうだが、そうで無いからこその達成感、希少性もあるというもの。春日山城『跡』なので岐阜城と違い城は無い。復元もされていない。だがそれゆえ広い本丸跡は開放感に溢れて木陰が涼しく、良い風が入ってくる。岐阜城天守閣から見下ろすほどの高さこそないものの、切り開かれた山から見える景色の良さは負けていない。気持ち良さならこちらの方が上。都会や街に比べて人の少ないこの地は大変な事も多かろうが、他所から来て見下ろす分には、これくらいの密度が丁度いい。

↑上越市内では白頭巾で上杉謙信を模したと思われるバリケードをちょくちょく見かけた
↑高みに居る上杉謙信公
↑前日まで日本海側に居た前線で天気が悪かったが、謙信公か毘沙門天の力か、春日山付近は晴れ渡っていた

↑三の丸、二の丸と登っていく。どこからでも景色は良いのだが



↑頂上である本丸からの景色はより一層格別。しばらくぼうっと眺めていた。
南魚沼

新潟といえばお米。魚沼産コシヒカリはやはり有名だ。
なので僕も初めて新潟に来た時はご飯を食べようと思ったし、その後別の友人らと旅行に来た際も食べようと思った。しかし未だ食べられたことはない。新潟としても『美味い米』を食べてもらう為の『ご飯処(おにぎり屋さんや定食屋さん)』を沢山出店してくれているのだが、みんな考えることは同じで全国から食べにくるお客さんでいっぱいになっている。だから来るたびどこのお店も大行列で、いまだ魚沼のご飯屋さんで米を食べたことがないのだ。
とはいえ今日は平日、時間は13時と遅めになってしまったところではあるが、なんとかお店に入って食べられないだろうか。
ちょっと前にバイク乗りの知り合いに教えて貰ったおにぎり屋さんに行ってみると、行列が出来ていない。ついに僕は魚沼で米を食べることができた。

↑大分ショーケース内は寂しかったがおにぎりが残っていた。
↑おにぎりテイクアウトの建屋の向かいには、丼やカレーをイートインできる店舗がある。そこでタレカツ丼を戴く。昨晩ソースカツ丼食べたのに、カツ丼2連ちゃんである。自分まだいけます!3日目も(トンカツ)任せといてください!という冗談はさておき、コメのうまさもさることながら、味噌汁が美味かった。大きく切られた茄子とニンジンがドボンと入っていて、ちょっと味噌が薄めではあるのだが、安心する味とでも言おうか。
美味いお米を沢山作っている魚沼の地は、そのお米を作っている風景も綺麗だと思っていて、その田園風景は僕にとってお気に入りだったりする。

最早5年前だが初めて訪れた魚沼の景色を写真に残したくて、良いロケーションを探し回って撮った上の写真はお気に入りなのだが、今回先のご飯屋さんを教えてくれたバイク乗りの知り合いから、同じように景色のいい場所を教えて貰った。今日はバイクではないけれど、同じバイク乗りのセンスは期待ができる。ということでそのポイントへと行って来た。
するとやはりバイク乗り、良い景色に対する感性と信頼は間違いがなかった。そしてかつ、自分では思いもしなかった場所ということで凄く刺激的になる。自分の感性だけで満足していてはいかんなと、これは負けてられんなという気持ちになった。





↑そんな教えて貰った良い景色で撮るのがぬいの写真というオチ
山本山高原
そしてそのぬい活は終わらず、次なる舞台は小千谷市にある山本山高原ひまわり畑へ。今日日ひまわり畑は映え写真の格好の的、というとなんだか嫌な言い方だがそういう面もあると思うので、人でごった返しているか荒らされているか、写真の撮り方が上手いだけで実際はコンパクトか、とネガティブな印象だったのだけど、いい意味で裏切られた。こんな景色がこんなところにあったのかと。

高原に広がる黄色の絨毯。いつぞや大町の中山高原で見た菜の花畑を思い出す。
夏空と、奥に見える山脈、向日葵の黄色が合わさり絵画のよう
これほどの向日葵が咲いていながら整っていて、どれほど手間が掛かっているんだろう
しかしひまわりは太陽の方を向いて咲くというが、みんな背を向けているのは何事なのか(笑)

花が重くて首を傾げない程度の、小ぶりな花が咲いている
正面から見るとちょっと怖いくらい同じ向きで咲いている。これが全部目玉だったら最恐。
そんなのはモノの例えで気味の悪さなんてものはなく、元気いっぱいに咲き誇るひまわり畑がそこにあり、来て良かったなぁと心からそう思える。持って来ていないけどカメラ持ってきてたら尚楽しめそう。
これだけ見事な場所ながら、平日だからか人はそれほど多くない。今日来ることができて本当によかった。
という訳で、人の居ないエリアが無数にあるのでぬいの写真を撮りまくって遊んだ。










しかしぬい撮り難しい。
まず基本的に片手にぬいを持ち、片手でスマホを構えながらシャッターをタップしないといけないので、水平や構図がブレやすい。
そして片手でぬいを持つと背景との距離が離れるので、スマホカメラの標準モードではピントの合わせていない方が大きくボケる。
で、ボケないように広角モードで撮影すると、当然背景は広角になってのっぺりしてしまい見せたいものが遠くなるし、手間に置いたぬいも、画面端に行くほど歪んでいくのでほぼ真ん中にしか置けない。そう思うと構図の制限がかかって同じような写真になってしまう。
いつも撮っているバイクと風景の写真と同じように考えてしまうと、バイクとぬいでは置いてある場所が全然違うので勝手が変わってくる。なので難しい。とはいえ難しいは楽しいでもある。バイクのようにこうしとけばある程度良く見える、というのがまだ分からん状態なので、頭を使えて良いのかなと。
まぁそんな難しいことはさておき、写真フォルダがぬいだらけになる程度には楽しんだ
錦鯉の里
続いて本日最後の観光地、同じく小千谷市『錦鯉の里』へ
錦鯉の水族館みたいなもので、飼育展示されているのは錦鯉のみ
魚が好きで水族館は勿論、もう辞めてしまったけど熱帯魚飼っていた事もあるのでちょっと楽しみだった
入り口入って、錦鯉の由来、種類、飼育方法や金銭的価値などの資料展示はそこそこに、思ったよりも水槽が沢山並んでいたのでテンションがあがる。
錦鯉の稚魚の水槽が、生後からの経過時間で2種類
まだらや単色、鱗の違い等で大雑把に分けられて水槽が8種類
室内で1番大きな展示は中央にある巨大なプールに立派な錦鯉が大量
外の庭園みたいなところに流れる川にもエリアごとに錦鯉の群れがおり、室内外ともに餌をやる事もできた
各所で見かける鯉のように、屋内プールや庭園の川に居る錦鯉たちは足音なのか人影なのかを感じて物凄く寄って来て口をぱくぱくさせる
水槽にいる錦鯉たちも、水槽によっては手をかざすと『餌をよこせ』と言わんばかりに水面に向かって殺到する
自分で熱帯魚飼っていた時もそうだが、魚ってなんも考えずに泳ぎ回っているだけのように見えて、餌の時間や飼い主の所作を見分けているような感じがあって、犬や猫のような賢いペットたちと同じように個性や性格を感じられる。だから水槽の上の方に向けて餌をやるようにゆっくりと腕を持ち上げると寄ってくる錦鯉を見て、ちょっと口元が緩んでしまう(鯉たちからしたら意地悪をされているのだが)
なので僕は成体が沢山いるプールの展示よりも水槽の展示の前でたっぷりと時間をもらった。熱帯魚を買うのを辞めてから熱帯魚ショップにも行かなくなってしまったもんだから、泳ぎ回る魚たちを見るのがずいぶん久しぶりで、ずっと見ていられた。やはり魚を飼いたいなぁと思うが、飼うと飼うで大変なんだよなぁ。また飼いだすとしたら、自分で暮らし始めたらだろうかね。

↑錦鯉の里入り口。向かい側には総合産業会館があり、そちらでは機織りや花火等、錦鯉以外の地方工芸や文化の展示が見られるようだ
↑錦鯉の展示館が存在するとは。僕にとっての錦鯉といえば飛騨古川の街中の水路にいる奴らの印象
↑錦鯉は飼育環境によって大きさが変わるらしい。水槽で育てれば金魚サイズのまま飼育できるんだとか

↑屋内プールのようす。公園の池や城の堀などに入れられた鯉よりも色づきが良い気がする

↑錦鯉といえばお笑い芸人の顔がチラついていたが、やっぱり居た(笑)オーナーの錦鯉がいるらしい。


↑僕の推しは金銀プラチナの錦鯉。キラキラしていてカッコいい。因みに僕が餌をやるフリをして弄ばれた奴らでもある。でもすごい元気がよかった。我こそはと他の個体を押し除けてパクパクする様は元気な証拠。

↑錦鯉の中には鱗のない種類も居る。鱗のない魚、不思議。
↑ポケふたもある。錦『鯉』ということで妥当な選抜である
中々どうしてどのスポットも楽しむことができた。1人であちこち行っているものの、近頃は自分の好みがはっきりして来たのもあってどうしても同じようなスポットを選びがちだった。とういうことで人に選んでもらったスポットというのは新鮮で、自分では思いも付かないし知り得もしなかった場所が出て来て刺激になる。
今日の長岡駅近のホテルは大浴場が無いので、チェックイン前に『麻生の湯』という日帰り温泉施設へ立ち寄った
温泉後、花火で有名な長岡市中心部へ。岐阜駅より活気のありそうな駅前通りにあるホテルにチェックイン。ビジホにありがちな周辺居酒屋の案内を探すと、レモンサワーが100円になるクーポン付きのチラシがロビーにあったので、そのお店に行ってみることに。
最近仕事で飲み会が続き、苦手だが少しばかりアルコール摂取する機会があったという事もあり、今日も飲むかという気持ち。
お店のオススメがマグロのぶつ切りや油揚げ、タコぽん等々、とても酒に合う。他にも越後牛スタミナ焼き、カマンベールチーズ天ぷら、トマト等をつまみに、チューハイを飲んだ。しかしお互いに飲んでも対して変化がないタイプなので、バカ騒いだ訳でもトークが盛り上がった事もなかった。

↑キャンプやBBQもできる温泉施設。シャトルバスまであるが、内湯と外湯合わせて3つしか桶がないのでそこまで広くはない。温泉はしゃんとした温泉だった。
↑『久兵衛長岡駅東口店』でヨーグルトパインでまず乾杯。ホテルからクーポンを持ち込むと、レモンサワー1杯100円(何度でも)か、390円均一のお得なメニューが選べるようになる。後者を選んだが、地元のものが食べたいという事もあり、390円メニュー外の越後牛や油揚げを頼むことになった


↑北海生タコぽん、マグぶつ、越後牛焼き。多分生タコに当たってホテル帰った後2人とも下痢った(か、僕に関してはバタービスケットやら帰りにコンビニでバナナミルクやシュークリームも食べたので普通に腹壊した説もある)
2025年8月9日(土)
我々はフライングしたが、世間的に夏季休暇が始まるのは今日からだ。
昨晩苦手なお酒を飲んでよく寝れなかったとはいえ、2日続けて9時まで寝ているのも申し訳なく、7時起床で活動開始。
昨日と同じくモーニングを探すと、ちょうどホテルから歩いて3分くらいに7時から空いているカフェを発見。これ良かれと思って向かうも、イートインは8時からだと告げられ撃沈。
海が見たい友人が出雲崎に向かうというので、トーストが無性に食べたかった僕は途中のコメダに寄って貰った。随分前に大分県のコメダ寄った時もそうだったが、中部圏以外では朝からコメダがひっきりなしの客で賑わっていることがない。
道の駅越後出雲崎・天領の里は3年前の東北ツーリングで立ち寄ったことのある場所だ。日本海に面しており、佐渡島も見える。海に突き出たデッキなんかもあり、海を眺めるには絶好の場所だ。
僕が前回訪れた際は黄昏時だったのもあり、雰囲気ががらっと変わっている。黄昏時もノスタルジックでよかったが、朝は清々しい気持ちよさがある。
勿論道の駅の施設も開店中なのでお土産を買ったりした。
あまりに気持ちの良いところなので、また来週も立ち寄ろうかという気持ちになる。何を隠そう来週は来週でバイクで新潟に来る用事があるのだ。

↑3年前の11月、黄昏時


↑本日8月の朝。施設や海の穏やかさは3年経ってもお変わりないようだ


↑芭蕉さん像もお変わりない。黄昏時は影が落ちて荘厳さがあったけど、朝は年季の入ったボディがよく見えてしまって心なしか疲れて見える
そこからは帰路に着いた
寿司が食べたい友人のために店を探すと、石川富山で有名な『きときと寿司』は新潟にもあることが判明。大分大きな勢力なようだ。
きときと寿司なら間違いはないが、せっかくの新潟である。『廻鮮富寿し』という似たようなチェーンぽいところで昼食

↑僕はまだまだ旅行の予定があるのでお金を抑えるために900円のまかないセットを注文。300円のきすも一皿食べましたけども
燕温泉
更に今度は8年ぶりに『燕温泉』へ訪れた
温泉に入りたそうだった友人をそそのかして、妙高山の登山口目掛けて急坂を登らせると、終点にひなびた温泉街がある。そここそ秘湯燕温泉。
と、昔は(なんて言えるような年月が経ったか)言われていたものだが、ネットで情報が普及した今は知名度もだいぶん上がっているんだろうか。


↑1枚目が2017年で2枚目が2025年。場所はちょっと違うけど(2017年は最奥、2025年は入り口)


↑燕温泉の秘湯がひとつ『黄金の湯』までの道。ビフォーアフター。ここもお変わりない。
↑これが黄金の湯。2017年は誰もいなかったので写真が撮れたが、今日は芋洗状態だった。入るのは諦めた。
どうやら僕は2017年のこともブログに書いていたらしい
bluemily-forest.hatenadiary.jp
せっかくなら友人にこの野生み溢れる秘湯を体験してもらいたくて来てみたが、夏季休暇だからか、時世の流れか、人が多くて断念せざるを得なかった。
とはいえ当時はこの黄金の湯しか眼中になかったが、考えてもみれば燕温泉には温泉宿があり、事実日帰り温泉ありますの看板があった。友人には悪いが僕としては新たな体験ができる。という訳で一軒の温泉宿の日帰り湯を利用してみることにした。
『燕温泉ホテル岩戸屋』さん

日帰り温泉800円/人
ホテルというだけあって、ドライヤーやシャンプーボディーソープの用意があった。とはいえ脱衣所に鍵付きのロッカーはないので貴重品は気をつけないといけない。
浴室に入ると硫黄ではないがガスっぽい温泉の匂い。そしてその熱気から察する通り、内湯はめちゃんこ熱い。個人的に東北の温泉は足が赤くなるレベルで熱いところが多い印象だがまさにそれ。だが救いもあって、湯船を通過して窓から外に出られるようになっており、外湯がある。外湯は良い塩梅になっている。そこで肩まで浸かり、温泉成分を全身に感じることができた。
温泉も温泉宿の方たちも良い感じだったので、日帰り温泉だけでは勿体なく、ぜひ泊まってみたいとも思ったが、一体いくらになるやら。
その後僕のお気に入りなエリアである戸隠妙高黒姫エリアの中心部的道の駅信濃でソフトクリームでも食べようと思って立ち寄るも、以前来た時からは想像できないほどの混みっぷり。ソフトクリームは長蛇の列だった。やむなく諦め。それとは別にトウモロコシののぼりがあちこちに立っているので気になって奥の農作物直売所に向かうと、多種多様なトウモロコシが売られていた。その中にはよくテレビで『生で食べてもめっちゃ甘いですね!』とリポートがよくされている『スイーツコーン』と呼ばれる品種もあった。テレビではそう見るけど、本当にそうなのか気になったので、一つ買って帰ることにした。選んだのはゴールドラッシュ。藤田ことねではない。
こういうものは鮮度が命だと思い、帰ってからすぐ皮を剥いて恐る恐る生で食べてみた。
すると確かに甘い。茹でて甘くなったトウモロコシより気持ち青臭さがある気がするが、確かに甘かった。
そしてそれすなわちここから更に調理すれば更に甘いということ。という訳で蒸したらめちゃくちゃ甘くなった。しかも粒の黄色さが尋常じゃない。実家の方で作られたあまり甘くなくて粒の不揃いな手作りトウモロコシとは全然違う感じに驚いた。これがガチ田舎の力(バカにしている訳ではない)。

家族も何も言わずもりもり食べていたのできっと美味しかったんだと信じたい。少なくとも僕は買って来て良かったと思った。
ついでに他のお土産の紹介もしよう
新潟産の米を使ったパックご飯3つ入り500円。賞味期限も1年半ほど持つので、非常食がてら置いておこうとおもう。

新潟産苺珈琲は、ドリップバッグのコーヒーに後掛けする苺パウダーが入ったもの。シナモンとか入れるアレンジコーヒーみたいなものだろう。とはいえ味の想像はつかず気になったので購入。ドリップバッグなら旅行や湯沸かしコーヒーツーリングでも使えるし。
あとはコシヒカリと書かれているのもそうだが、煎餅が見えないくらい立派な海苔が巻かれた煎餅。醤油煎餅の海苔が好きなので、海苔目当てが半分、やはり新潟のコシヒカリなら美味そうだというの半分である。
そんな感じで、フライング夏季休暇を決めて早速楽しんできた旅行の記録。
今年の夏は濃厚なスタートを決めた。