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2024年6月3日(月)
朝6時半前に起床
このお宿の大浴場は綺麗で心地良く、朝風呂に入りたかったので頑張って起きた
大きいとも小さいとも言えない宿だけれど、意外と朝風呂に来ている人は僕以外にも居た
兎にも角にも風呂を済ませ、部屋に戻ってからスマホを手に取り、カーテンを開けて外の様子を写す

昨日のフェリーから見たときと同じような高さに太陽がいる
昨日も大概だが、今日は故郷から遠く離れた北海道の地で見上げる朝の空だ
昨日の夕食が余りにボリューミーだったので、今朝はどんな感じだろうと思って食堂に行くと、ちょっぴり肩透かし
お盆に乗り切るくらい。ちょっとお腹空きそう?とぱっと見思ってしまったけれど、実際十分お腹いっぱいになりました
というか宿泊費を考えると十分すぎる量。慣れは恐ろしい
ご飯もお風呂も料金も大満足で、また利用したいと思えた宿に別れを告げ、いよいよ北海道ツーリングへと走り出す
先ずはじめは『道の駅ウトナイ湖』
見た感じ湖があるようには見えない普通の街並みの中に確かに存在する巨大な湖、ウトナイ湖。そのほとりに立つ道の駅
湖は林に囲まれ、道の駅の建物もあるので遠くからは何も見えない
けれど案内に従って建物をくぐると巨大な水たまりが現れる
絶景!!…という類ではないけれど、街中に当たり前にでっかい湖がある様子は流石北海道と言いたくなる。琵琶湖みたいだなと思うけれど、琵琶湖と違ってどこからもは見えない

『エスコンフィールド北海道』という球場と、カフェやショップ、宿泊施設なども備える複合施設

野球場というのは普通入場にお金がかかるらしいのだけれど、ここは無料で入れてもらえる
初めて球場に来たので、目に映る全てが新鮮。観客席はこうなっているのかぁ、とか、思ったよりもコート狭いんだなぁとか。簡単にホームランになりそうな近さだと思った

さて、ここに来た目的は野球に興味があるからではなく、『ウマ娘』のコラボ中だったからだ。この頃はもうアプリの方はプレイしていなかったけれど、映画を見に行ったり、偶にYouTubeの動画を見たりしていた。それに周りの友達はまだトレーナー業に勤しんでいる人が多いのもあって、僕自身の興味自体は薄れていなかった。そんな折北海道ツーリングを決めて、偶々『そういえば北海道の球場でコラボイベントやっていたな、ちょっと話のタネに行ってみるか』と思った次第
スタンプラリー台帳の貰える、ファイターズストアが開くのを少々待ってから、ラリー開始
映画で主人公になっていたジャングルポケット。すごくわかりやすい位置に居た
マンハッタンカフェはcvが好き。見た目も好き。ただ人の出入りが多いところにいて、写真を撮るのが少し気恥ずかしい
前後するけどナリタトップロードは台帳の貰えるファイターズストアに居ました。委員長は映画の前の短編で主人公張っていて、泣かせてくれたから好き
これはウマ娘ではございません
僕がどれくらい野球に興味がないかというと、この壁画前で写真を撮っている人たちの会話が聞こえてこなければ、大谷さんとダルビッシュだと分からないレベル。キャッチボールやバッティングするのは好きなんだけども
球場内のパネルとスタンプは概ね集まったので、一度外へ
複合施設なので、カフェやショップが別で建っているのだ
メイショウドトウが居るはずのアウトドアショップに向かうと、ロードバイクが並んでいるのが見えた
なんと、スペシャライズドというアメリカのロードバイクブランドのディーラーがあったのだ
とりあえずスタンプと写真を撮って、まさかの出会いのスペシャライズドショップへと向かった
スペシャライズド(Specialized)のバイク(自転車)は、高性能で高級車。僕がスポーツサイクルを始めた時に知ったメーカーがトレックとスペシャライズドだったからよく覚えている。トレックと比べて割高。当時はただの高級車だと思っていたけど、あれからMTBやロードバイク、それらのイベント参加や情報収集を経て、確かな実績からくるブランドなのだと理解した。なんせロードバイクのレースに出ると、大体先頭集団の人たちはスペシャライズドのバイクに乗っているのだ。
そんな、ある意味憧れ、ある意味縁遠いバイクメーカーではあるが、それしか売っていない正規ディーラーは見たことがなかったので驚きだった
僕は明らかに自転車に乗る格好ではない、立派なブーツとライディングジャケットという出立だったけど、まじまじとロードバイクを見ていたからか店員さんが話しかけてきて、少しお話をした
どうやらこのショップではバイクレンタルを行っていて、数百万のハイエンドロードバイクが8時間1万円で乗れてしまうらしい。これ、普通の人には絶対理解されないだろうけど、妥当な値段設定だと思う。何故なら、オートバイも400ccまでのバイク(新車価格100万ちょい)を8時間1万円で借りられるサービスがあるので、車両価格と時間の組み合わせは僕の中では違和感がない。というかなんなら150万くらいするロードバイクすらあるので、バイクより安いと思ってしまう。
ただ、
ちょっと風が吹けば倒れ、ちょっとフレームがガードレールに当たっただけで打痕がつくようなカーボンフレームのバイク(ウン100万円)をお借りして心ゆくまで楽しめるかという疑問はあった
とはいえ、ショップからそのまま川の堤防道路に出て、整備されたサイクリングロードで札幌まで行けるそうなので、いつかは利用してみたいなと思った

思わぬ発見とお話にほくほくした気持ちになりながら、ショップを後にして園内を再び歩く
綺麗な複合施設にありがちなお洒落パン屋。あいかわらず、食べたくなってしまうような甘くて魅力的な香りを漂わせてくる
ドーム外観
東西南北それぞれのゲートには協賛の名前が入っていると思うのだけど、南側は我々もよく知る名前
そんなリポビタンゲートから再びドーム内に入り、ジャンクフードの屋台が並ぶ通りへ

そこにいるのはダンツフレーム。映画で初めて知ったけれど、可愛くて正統派ヒロインぽくて好き。
ちなみにダンツの居る近くのルスツ羊蹄ぶたというお店でコラボメニューにプリンが食べられるはずだった。まさか定休日とは…
そのまま歩いていると、ドームの見学会をやっているようで人だかりが出来ているのに出くわした。何をみているのかと思って注目すると、NARUTOの火影岩みたいなオブジェがあった。歴代の有名な選手や監督なんだろうと思われ、みんなで見ているようだった。尚僕は誰1人としてわかりません

そうこうしているうちに11時になり、フードコートのような所が開いたのでアグネスタキオンのパネルとスタンプを取りに入店。友人に物凄くタキオンが好きな人がいるので、僕としても気になってしまう。
ちょっと早いけれどこの先は長距離移動になる為、昼ごはんがてらコラボメニューを
『 アグネスタキオンの実験!ブルーラッシー』と、『 マンハッタンカフェのスタミナUPプレート』

タキオン好きの友人に写真を送って自慢を…
さて最後のスタンプを押しに再度外へ
スタンプの設置場所はいくつか飲食店の中になっているが、大体11時に開店なので、スタンプコンプは最短でも11時以降にしかできないという地味に厄介な点が
コミュニティーカフェスペース「SIDE SQUARE」という場所、いわゆるカフェ
ならば勿論甘いもの頂かなくては!
ちょうど流行りの『瓶ケーキ』があったので珈琲と一緒に頂くことに
パンダがこちらを見ている。バイクじゃなかったら連れて帰りたかった

フジキセキのキャラ的には合っているのだけど、こういうパネルが置かれるには似つかわしくないお洒落カフェだったので、普段カフェに行かない人にはこの場所はハードルが高いんじゃ無いかと思った。1人でお洒落カフェに入るのには慣れてしまったので僕は良かったが

そうして1時間半ほど歩き回ってスタンプラリー完了。ご褒美はこのポストカードのみではあるけど、道中色々見て撮って食べて楽しめたので何ら問題無し!
回っていて思ったけれど、意外と老若男女幅広い層がスタンプラリーしていらっしゃった。小さい子やおじいちゃんおばあちゃんもやっていたので驚いた。この手のアニメ、ゲーム関係のスタンプラリーイベントは今日初めて1人でやってみたので、最初は気恥ずかしさとかがあったのだけど、思っていた以上に世間では一般になりつつあるのかな??
因みに、ウマ娘がわかる人はお気づきだろうか、写真が1人足りないことに
テイエムオペラオーさんは、パネルがうつ伏せに寝ておりました。流石はボク…

Fビレッジのある北広島市を出発して、郊外へ。街から遠ざかるににつれて建物が減り、道が真っ直ぐに、信号も減っていく。
フェリーで苫小牧に着いた時から『北海道来たな!』という感覚はあったけど、改めて感じてくる。そしてこれからもっとそう感じる情景に出会っていくのだろうという期待が高まる
次の目的地の美瑛町まで2時間ほど。
時折見かける『気になったもの』の写真を撮りながら進んでいった
タイヤで作られた『安全』と書かれたカカシ(?)
何かしらの配線跡のようで、車両が展示してあった


赤い電車停まっとるなぁ、目立つなぁ、くらいの気持ちで見ているので、特段詳細を調べたりはしない

牛たちが当たり前のように放されている。刺激しないようにちゃっちゃとエンジンは切るのだけど、向こうがこちらを気にしているそぶりはない
ふと遠くの山を見たときに、残雪があるのを見つけた
そして美瑛町が近づくと『大雪山』という道央で有名な巨大な山々が見えてくる。その名前の通り高い山であり、まだ雪が見える
遠くに雪を被った立派な山のシルエットを見た時、『あぁ、ロンツーしてるな。遠くへ来たな』と非日常を感じる
大雪山は昔見た北海道ツーリングの動画で登山している人がいて、いつかは登ってみたいと思っている
頂上は富士山や乗鞍のように木の生えていない360度パノラマのようになっていて、それはそれは絶景に見えた。そしてその空気感は実際に登った人にしか分からないことだから、体験してみたいんだよな

15時を回る頃、美瑛町の道の駅へ到着。情報収集とか、買い食い出来るものとかがあれば、と思ったけれどこれといってピンとくるものは無く
でもシマエナガのキーホルダーが可愛かったので、旅のお供に加えることにした
尚SMCRの振動に耐えきれなかったのか、この北海道ツーリングが終わる頃には居なくなっていた
野生にかえったんだね…

苫小牧から北広島までではあまり見かけなかった、北海道のガソリンスタンド『ホクレン』が美瑛にはあったので立ち寄った
ホクレンではホクレンフラッグが買える。北海道ツーリングといえばホクレンフラッグ。何故か2021年に訪れたときはホクレンフラッグを買っていなかったので、今回がお初
とりあえず旗の写真は後で出てくるので、一緒に買ったステッカーの写真を紹介。
モモンガにライドオンしたシマエナガが威張っているようなイラストで大変可愛い。年によって結構デザインが変わっているのだけど、偶々凄く好みのデザインだった。ラッキー
美瑛町へ来た目的は、『北海道といえば』の景色の一つである『広大な丘』の景色を感じる為
ツーリングマップルでも何回も表紙に使われるような絶景があるらしい
そうして街を離れ、脇道に逸れて農家のお宅横の坂をぐんと登っていくと、
確かに『ヨーロッパのよう』と言われるだけのことはある、どこまでも続く『丘』があった


ただ、その雰囲気を写真にして伝えるのが難しい
僕のバイクはシート高が高いのもあって、乗って走っている間は遠くまでよく見えるのだが
道端に降りてさぁ、と振り返っても奥行きが見えない。多分ドローン撮影をしたら映えそうである

何ヶ所か景色の良さそうな場所を当たりをつけて回ったものの、
『いい感じの写真』は撮れなさそうだったので諦めた
最後に数ある丘の中でも割と高いところまで登って来たところで、北海道ツーリング中は毎日1枚は自撮りをするノルマをこなした



写真を通して美瑛の広大な丘の風景を人に伝えるのは難しかったが、
今日、こうして僕とSMCRが美瑛を訪れて走ったことは記録できた

まぁ、写真に残っていなくても、何だかんだで日が沈みだした16時半になるまで、丘をかける風を感じながらぼうっと遠くを見ていたことは一つの思い出として頭の片隅に残っている

そしてその美瑛町から下道で直走ること約2時間
士別市のホテルへと辿り着いた
今日の部屋はホテルのルーム、というよりは家の一部屋のようだ
若干薄暗くて、もう少し灯りが欲しくなる気もしないでも無いが
これくらいムーディな薄暗さの方が、就寝に向かって徐々に落ち着いていけそうではある



『ホテル美し乃湯温泉』という場所で、れっきとしたホテルだと思うけど、1階が日帰り入浴もできる温泉施設、2階がドミトリーと個室を備えた宿泊施設となっており、どちらかというと宿泊施設を後付けしたような印象を受ける。

昨日の苫小牧に引き続き、(別人ではるが)バイクの利用客が僕以外にも居た
ホテルなどでVストロームやボルドールを見るたびに、あぁ、旅に向いてて楽そうなバイクだなと思う。SMCRも軽くて燃費が良いので向いている部分がないわけでは無いけど、基本的にもっと向いているバイクがあるとは思いながらツーリングしてる
入り口の獅子や、ロビーの馬など、特徴的な像がやたらと飾られていた
いかにも旅をしている人とバイク、という感じになるので、旗を建ててパタパタさせながら走りたいところではあるけど、絶対に落とさない自信がないので大切に持ち帰ることにする

荷解きをして、夕食を食べにいく。ホテルは国道40号という大通りに面しているので、車屋さんやスーパー、牛丼チェーンなどひとしきりが揃っているのがみて取れた
そしてホテルの敷地内には『焼肉屋』と『ラーメン屋』があり、せっかくの自由な飯なので焼肉屋さんで色々食べようと思っていたのだけど、無情にも閉まっていた
なので『拉麺鷹の爪』といういかにも鷹の爪をたっぷりと使った激辛ラーメンを出していそうなラーメン屋に入ることになった
注文したのは焙煎ねぎ塩
と鷹の爪チャーハン
辛いものは得意というほどではないが、割と好きだ。鷹の爪も適量入っている料理は避けたりせずに食べてしまう。
とはいえ、
とはいえ、
ネギと同じくらいの割合で鷹の爪が入っていたら、流石に汗だくになった。鷹の爪の入っていない塩ラーメンにして良かったと思う。食べれないほどではないし、むせるほどでもない。舌は鷹の爪に反応して悲鳴をあげているが、チャーハンは美味いし、こんなに鷹の爪を食べる機会もないので面白い経験をした
店名に違わぬ鷹の爪の推し具合だった

良い汗をかいたので夜風でクールダウンさせつつ、ピリピリしている舌に甘いものを届けようとスーパーにやってきた
イオンビッグ、恐らく最北の
北海道に来たら外せないソフトカツゲンを買って帰り、前回の北海道ツーリングつまり3年ぶりに飲み干した。うまい、これこれ。
天然温泉に浸かって自販機のアイスを齧り、瓶牛乳を飲んで〆
苫小牧から1日かけて士別市まで
明日、天塩町まで辿り着いてからが本番だと思っているので、今日はまだ序章だ
とはいえもう3日も仕事を休んで北海道を走っている。でもあと5日も許されている不思議な感じ。別段仕事が嫌だとか、絶対に現実に帰りたくないとかはないけれど、こんな非現実がずっと続けられたらと、思わないでもない
今回の記事の様子は動画にも纏めたので、興味があればどうぞ
