周囲には『今年の夏は青森まで行って来ます』と言ってあったので、帰って来てから『青森どうだった?』と聞かれるのだけど、正直言葉に詰まる
青森が何もなかった、というより2日目3日目の山形秋田の印象が強くて、期待されている答えが出せないからかもしれない
前回はこちら
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2023年8月13日(日)
当初は山形から青森まで一気に移動しようかと思っていたのだけど、青森のホテルの空き具合と、たまたま良さげなホテルを見つけたことから、秋田県でも1泊して行くことに決めたのだった
昨晩のインドカレー屋さんの後、隣の薬局に寄って購入した菓子パンと牛乳で朝をこなす

山形のメーカーの菓子パンだったのと、『◯◯の玉子』系のお土産好きなので手に取った。勿論割引なのも見逃せない。
味は思ったよりもソフトなパンだったのだけど、ホワイトチョコでのコーティングと、カスタード強めのクリームはよく再現しているなと思った
朝6時の庄内平野は風に揺れる穂の音だけが聞こえてくる静けさ。いや時折農機具の音も聞こえてくるかな

半年前に訪れた時、曇天にもかかわらずめちゃくちゃ広いなと感じていた田園地帯は、晴れて遠くの鳥海山まで見えるようになったことでほんの序の口だったんだと驚かされる。
広い、広過ぎるぞ庄内平野

田園を貫く県道を走っていたら、小さなヘリが低空飛行していてびっくりした。テレビか何かで見た事ある気がするが、農薬を散布する小っちゃいヘリか。現物を初めて見た。確かにこれだけ広い田んぼなので使えばかなり負担が減りそう。軽トラに乗せて移動しているようで、まだまだ仕事が続きそうだ。
僕一推しの鳥海山が、早朝にもかかわらず雲に消えそうな危うい感じに見える。次に写真を撮ろうと思っても見えるかわからないから、とにかく写真を撮った。


ただふと思った、普通の山のシルエットでは?と
僕が鳥海山を推しているのは、地図を見た時に県境にやたらと大きな山があって、道路がかなり九十九折りで走っており、雪を被った姿が綺麗だったからである。そのシルエットは富士山のような美しい台形のイメージが染み付いていたのだが、どうやら何かと混じって勘違いしていたらしい。ここもナントカ富士と呼ばれている所だろうなと思っていたけど、どうも違うらしい。
どうも鳥海山について勘違いがあったと気づいたが、遠目でも目立つ立派な山なのは間違いない。鳥海山をバックに自撮りをしようとは考えていたので、ポイントを探して田園地帯を行ったり来たりしてみる。石川、富山、新潟と、日本海側の田園地帯の広大さは岐阜とは比べ物にならなくて好きな景色なのだが、山形も尋常じゃなく広い。正直田んぼしかない。
ここだと電線入るなぁ。林があるなぁ。これ以上近づくと山が大きく映り過ぎるやろうなぁと考えながらしばらくウロウロし続けた。





そうこうして30分くらい。三脚立てて走ってを繰り返して、早くも汗だくに。でも満足行く写真が撮れた。
何処までも見通せる平野。何処からでも見える鳥海山。淡い青空。緑の絨毯。俯瞰して見るのもいいけれど、疲れてしゃがみ込こむと、水路を流れる水の音。吹き抜ける風、さわさわと揺れる音。なんだかいい感じだ。
まだ7時だというのに日差しがじりじりとして来たけど、圧倒的開放感の視界と、まだ殆ど静かな朝の空気感が気持ち良すぎて、しばしぼうっとした
さて、そろそろ先へ進みますかな
海沿いは街があるので、大きく内陸に迂回して北上を始めると、見覚えのある風車群が現れた。
昨年も訪れた新たちかわ風力発電所だ
あのときは近くの道の駅側から入って風車まで進んだけれど、今回はその反対側から進入している。そうかあの時の風車の向こう側はこうなっていたのか。

畑を貫く道の先に堂々と立つ一機の風車。これもしかして真下までいけるのかな?
何事もなく来れてしまった。地上ではそれほど風を感じないが、風車はゴウンゴウンと音を立てて元気よく回転している。
以前北海道ツーリングに一緒に行った友人が、風車のことを『羽が落ちて来そうで怖い』と言っていたが、なるほど真下まで来てみれば気持ちがわかる気がする。
国道に戻り、最上川と共に少しだけ降る

田園の中の集落を抜けると、青看板に『鳥海山登山口』やゆかりの神社、温泉付きの山荘の案内が現れ始める
いよいよ鳥海山の目前まで来たらしい
鳥海ブルーラインに乗り、なんだか久々のワインディングを楽しむ
朝の8時台。最初に降って来た対向車がオフ車だったのにちょっと気分があがりつつ、追いつきも追いつかれもしないペースで標高を上げていく。ちょっと涼しくなって来た。
最初に現れた『大平展望台』には人気がほとんどなく、かといって名前の割に展望が良さそうでもない。そう思って本命の鳥海山5号目、『鳥海山展望台』まで進むことにする
そしてそれは秋田県入りを意味する
意外なほどあっさり山形県を終えてしまった。けれど今はこの先にある展望台からの景色が気になりすぎて、感慨にふける余裕がなかった
写真を撮っていたら何の縁かKTMのスモールアドベンチャーとすれ違ったのはよく覚えている
さて鳥海山展望台に着いたが凄い車の数だった。景色よりも先にそっちにびっくりした。道中の交通量の少なさから、意外とマイナースポットだったかなと安堵していたらこの有様。『もうすでにみんな来ていた』らしい。考えてもみればここまでくる大半のお客さんは登山目的。となれば8時9時なんてのは当に着いて登っている頃である
駐車スペースは満車。バイクを置くスペースはない。路駐が多いなと思っていたがそういう事だった。
とはいえバイクの良いところはそれでも何とかなる所だ
何とかなったので早速展望を堪能しよう!
しれっと脱出してしまった山形方面はどうやらここからは見えないようで、先ほどまで走っていた庄内平野を一望とはいかなかった
けれど秋田中心部方面はよおく見えた。湾曲した海岸と風車が続いており、きっと先に男鹿半島があるんだろうなと、記憶の地図と照らし合わせて見る
眼下に広がる田園と林の向こうには、海岸沿いの街が見えた。家のある所とない所はっきりと分かれていて、まるでファンタジーの世界のよう
振り返ると、雲に隠れたり出て来たりする鳥海山が見える。来てから知ったけどまだここで5号目らしい。てっきり10分くらい歩けば頂上につくような所なのかと思っていた。
ビジターセンターを少し覗くと、鳥海山には湖やら原やら神社やら沢山のスポットがあって、この展望台はそういった広大なフィールドへのベース基地でしかないらしい。確かに登りながら全然山頂が近づいてこないとは思っていたけど、そういうことだったのか
駐車場からは恐ろしく深くて奥行きのある渓谷が見下ろせる。人知の及ばなさみたいなのを感じる
周囲にはやたらとたくさんのトンボが飛んでいて、走ったらぶつかりそうだし、指でも出したらとまってくれそう。
トンボは警戒心強くて近づけない印象だったけど、手すりにとまっている奴らは全然逃げる気配がない。間近で観察するチャンスだと思って撮影会が始まった
こんなに近づいても逃げないけど、焦点距離が合わない。距離を置いていると地面と水平にとまっているのに、近づくと尾を立ち上げるようだ。一応警戒しているって事だろうか
↑上はミラーレスの単焦点レンズ。広角なので寄ってもピントが合わない。
↓下はスマホカメラ。今日はこちらの方がピントを合わせて撮れそうだ。安いスマホだけどよく撮れるなぁ。
夢中でトンボを撮っていたら、どんどん日も登って暑くなって来た
山を降りる前にお土産屋さんの寄ると、見覚えのある気がするパッケージのお菓子を見つけた
『ミルクケーキ』だ
こういう山の上の施設で飲むコーヒーは美味いので、たんぽ焼きと一緒に注文。
秋田といえばきりたんぽ。とはいえ真夏だし他所ではほとんど見かけなかった。やっぱり寒い時期がメインなんだろうか。五平餅くらいの感覚で頼んだんだけど。
ミルクケーキはケーキといいつつ、スポンジふわふわのケーキではないお菓子。説明が難しいのだけど、ポリポリしていて甘い。チョコのような、でもチョコではないので溶けない。見覚えがあるような気がしたのは、ケンミンショーか何かテレビで見たのかもしれない。
このミルクケーキ、秋田県側の鳥海山で買えたので、東北地方のお菓子だと思っていたのだが、山形のお菓子だったらしい。ここでお試して一つ買ったので、次見かけたらお土産に沢山買おうと思っていたのだが、結局次見かけたのは帰りに再び鳥海山を通過した時だった
バッグに残しておいた菓子パン取り出して景色を見ながら外で食べた。
ずっと見ていられる景色だった
結局1時間くらい滞在して、惜しみつつも山を降りる
秋田側の鳥海ブルーラインは下の方まで見晴らしがよく、とても気持ちが良かった
次にやって来たのは『道の駅にしめ』

地図にあった隣接する『にしめ湯っ娘ランド』とやらが温泉娘的なものかと期待してやって来たら、ごく普通の入浴施設だった。残念

とはいえ情報館には東北各地のご当地娘みたいなチラシが貼ってあり、力入れてるなぁと感心する。沢山居すぎて覚えられないぞ(笑)

先程鳥海山で見たミルクケーキを買おうと思って、道の駅本館と併設する直売所を回ったのだけど見つからず。
直売所にはりんごが沢山置いてあって、青森が近づいて来ているなぁと感じる
手作りの杏仁豆腐やフルーツサンド、ティラミスといった非常に魅力的な物が並んでおり、何度も買おうか悩んだけど『今、ここで』買わなくても良いだろうと言い聞かせて立ち去る。
『なんばこ』という聞きなれないお菓子と、近くの珈琲焙煎工房が下ろしているドリップバッグだけ購入した。今夜はホテルで美味いコーヒーが飲めるぜ
道の駅敷地内で目に止まったのがもう一つ。
『おいもさんち』
暑い夏にぴったりのソフトクリームののぼりがあがっていた。到着したときには列ができていたので後回しにして、他を眺めてから戻ると丁度お客さんが捌けており、すかさず入店

ティラミスさつまいもソフトクリーム
このお店イチオシのさつまいもソフトクリームに、ほろにがバームクーヘンとココアパウダーがトッピングされている一品。うまぁ!!
ソフトクリームのテイクアウトがメインのお店だけど、焼き菓子も少し売っていた。またも購買欲が湧くがぐっと我慢した
それにしても暑すぎてあっという間に溶けてしまう。日影があってよかった…
お次も道の駅。
『道の駅あきた港』
何を隠そう日本海フェリーの乗り場でもある
そしてこの青空が透けてみえるような美しい塔
『ポートタワーセリオン』である
しかしともかく暑い
手前の植物園のような建物に入ると、見た目に反して冷房なし
たい焼きのテントが立っていたけどとてもそんな気分になれない暑さ。早足で通り過ぎてしまう
道の駅本館。タワーが伸びるのもこちら
このタワー100mの高さがあり、エレベーターでしか登れないが、有料なんてことはなく無料で上がって展望を楽しむ事ができる。
うちのご近所だと、木曽三川公園の展望タワーや一宮のツインタワーが有料なので珍しく感じる

山形からそうだったけど、日本海側はずっと平野が続いているので上から見たらさぞ気持ちよかろうとウキウキでエレベーターに乗る
やっぱりな!!
これだよこれ!!
本当に東北の日本海側は真っ平だなぁ!!まるでジオラマでもみているかのよう!
北側の海岸線には風車がずらりと立ち並んでいる。これからいく方だから近くを通るのが楽しみだ!
少し視線をずらすと半島が見える。あれが噂に聞く絶景ロードのある男鹿半島か。
そして手前の港からフェリーが行き来するんだな。そのうち利用したいな

ちっぽけなバイク。実は反対側にもう一つ駐車場があって、他のバイクはそっちに沢山停まっていた
南側の景色。右奥の鳥海山はやはり雲に隠れてしまったようだ
手前の防風林を貫くまっすぐな道、ええなぁ

本当に無料でいいんですか!?というくらい満足感が得られた展望だった。
降りて来てタワー1階が広いお土産売り場なのだけど、その端の一角に情報コーナーが…
薄暗くて入ったら出て来れなくなりそう
建物の外にある大きな地図を見上げると、秋田県の中心部、秋田市まできたんだなぁと実感する。
今日の最終目的地である八郎潟や、寒風山もあと少しのようだ
最後にもう一度ポートタワーセリオンを見上げて行く。
どうやらこのタワーをテーマにした写真大会もあるようで館内に掲示があった。
作品を見ると映える写真やよく見る写真、まじか…と唸ってしまうような写真もあって面白かった
ここも良いところだった。ところで13時を周り人の波はピーク。そろそろ昼食をと思っていたがどこも大混雑で、1人で食べられそうな雰囲気が何処もないぞ…
スマホで簡単に情報が得られるようになった今、『観光案内所』になんてわざわざ足を運ぶ人は少ないだろうと思って訪れた『男鹿総合観光案内所』

ツーリングマップルには隣接するお店で『ハタハタ丼』が食べられるとあり、それを期待して来たのだが、見つかったのはコーヒーショップだった
冷房の効いた店内に珈琲のいい香りが立ち込めている。くっ、とても魅力的なのだが何か食事は…
スタバの石窯パンサンドみたいなのを期待したけど、レジ横のミニケーキしかありませんでした
だが美味い
この場所は観光案内所で案内を受ける為、というよりなまはげ像を見にくる人の帆が圧倒的に多い。かく言う自分も写真は欠かさない。
しかしドライブスルーのように、なまはげ像の横に車を停めて写真を撮ったらそのまま出ていく流れができていて、なんともいえない気持ちになる。お陰で綺麗な珈琲屋さんにも関わらずそんな混んでなかったので、個人的には助かったのだが
近づかなくてもわかるなまはげ大きさ
バイクとのツーショットはほどほどに、望遠レンズを携えて像の前方へ。すれ違った女児に挨拶されたがよく出来た子だ。変な格好した知らないおじさんに挨拶できるなんてえらい
非常に迫力ある像だった。ここだけでなく男鹿半島にはいくつかなまはげ像があるそうなので、別の奴らもいつか見てみたい
さて時刻は2時半。大抵のお店にランチは終了してしまい、もう昼抜きでも良いかなと思わなくもなかったけど、まだ間に合いそうな場所にひとつ心当たりがあった
大きなメロンが目印の、男鹿半島もう一つの観光案内所、『男鹿ふっと観光案内所』だ



ここのレストランは15時まで営業していた。ギリギリで申し訳ないと思いつつ、席につかせてもらってメニューを見る
ここに至るまでにちょいちょい聞き及んでいた『しょっつる』焼きそばに、半島らしく岩のりを推したラーメンが写真付きで乗っている。
だけどこれではない。シンプルに文字がずらりと並んだメニューを辿り、それをお願いする。
『ハタハタ丼』
地図に書かれたその食べ物がずっと気になっていたのだ。およそ魚のどんぶりなのは察しがついたが、いざ運ばれて来てみると、甘辛いタレで揚げられた小アジの開きみたいな物が乗った丼が運ばれて来た。ハタハタって小さい魚だったのか。
味は見た通りの甘辛い白身魚という感じで絶品とかでは無かったけど、ともあれそこそこ空腹だったので丼も汁もサラダもとても美味かった
かなり遅い腹ごしらえを終えて、鳥海山に続く今日2つめのメインディッシュ、寒風山登った。
よく写真で見かける、風車のたつ海岸をバックにつづらを登る道をぐいっと登ると、あっさりと展望駐車場につく。
こりゃあすごい。今日は高いところから絶景ばかり見てる

駐車場からの景色で十分凄いが、こちらも頂上展望台があるので歩いて向かう
この寒風山、道路のパノラマラインもそうだが斜度がとてもキツくて、駐車場から展望台まで歩道も『えっ、ここ登ってくの…』みたいに思ってしまうほど
途中で振り返ると、伸びる男鹿半島と広がる日本海がそれはそれはよく見える。遮るものなんて無い。
ポートタワーセリオンは100m上がるのに無料だったが、数10メートルくらいしか上がらない寒風山の展望台に登るにはお金がかかる。
とはいえこの展望台は『回転』するので、お金がかかるのも仕方ないのかもしれない

そう、展望台がゆっくりと回転しているので、窓際に腰掛けていると勝手に360度の景色を流してくれるのだ!
北東方向にはこれまた広大な水田が広がる。水路で囲まれ、大通り沿いに緑のトンネルが見える。あれが今日の最終目的地である『八郎潟』なんだろう。
その中心部にはホテルや施設が立ち並ぶエリアがあって、今日のホテルもそこにあるのだけど、おそらく今見えている白い高い建物がそうなんじゃなかろうか
上空には大きな入道雲。降らないと良いなぁ
時計回りに展望台は周り、西に向くと巨大な水源が見えてくる。あれは海でも川でも無い。大きな池だ。衛生写真で見たのとそう変わらない景色が見える。何て大きさ、何て切り揃えられた輪郭、そして山の上からそれがくっきり見えてしまうなんて
もうさらに45度ほど回転すると、昼に通って来た秋田港までの海岸線が見えてくる。海岸線のカーブが美しすぎてずっと視線をたどらせてしまうほど
2周ほど展望台が回転するのを楽しんで、再び外から景色を眺めた
秋田市方面の海岸線が綺麗過ぎてずっと見ていられる
しばらく見ていたらだんだん煙が上がって来て、消防車の音と広報の声が聞こえて来た。ビーチで火災でもあったのかもしれない

心地良い風が吹く
カラス
しばし写真撮影タイム
寒風山の火口側
阿蘇へ行ったことがあると、一目であ、火口やなって分かる
明日の朝もう一度来て、今バイクが停まっている位置に停めて写真撮りたいな




電車の音がして、眼下に赤と青の車両が見えた。間違いなく赤鬼と青鬼を意識してる気がする
本当にいつまでも居られる場所だったけど、早16時を回った。ホテルのチェックインもあるので先へ進むことにした

八郎潟に入ると、地図で見た通りまっっっすぐな道が続いていた
でもやっぱり見通しはそんなに良くないみたい
ホテルを一回通り過ぎてしまい、Uターン後に今度は曲がるところを間違えた
すると一直線のダートと開けた景色が現れた!これは儲け物
ちょいちょい深い砂利が有るけれど、真っ直ぐで見通しも良くて良い砂利道だ。旅先で求めるのはこういうところだね
明日の朝楽しませてもらおう
『ホテルサンルーラル大潟』へ到着
この辺りホテルの選択肢が少なかったのだけど、こんなに大きくて綺麗で難儀な場所にあってグループ向けなホテルに見えて、素泊まり9000円だった。夏休みで温泉もあることを考えたらえらいコスパが高い
最初は遠い駐車場に置いていたのだけど、フロントで尋ねたら屋根付き(というか入り口)に停めて良いと言ってもらえたので移動させた
屋根があって目も届くという点はメリットだけど、往来が多いという事は触られたり最悪倒されたりする可能性もあると思うと複雑なところ
エントランスからフロントまでの通路
レストランとショップも併設
どころか結婚式場まである
ウェディングドレスが飾ってあったのでちょこっと眺めた。なかなか見る機会もないので
誰かに着せてあげられる日は来るのだろうかね、と思う
本日のお部屋。子供が寝られるくらいのソファベッド付きだった
気持ち普通のシングルルームより広くて嬉しい

今夜は夕飯が用意できなかったので、昼間に買った『なんばこ』とちょっとした焼き菓子などが代わり
コンビニが一軒しかないのだけど、ホテルに行く前に通った時は当然混んでいて、これから出ようにも『大潟』という水気のある場所だからか虫が多くてバイクに乗る気にならなかった
『なんばこ』は味の薄めのかりんとうのようなお菓子だった
ドリップコーヒーは凄く美味しい。今度からホテルでドリップコーヒー飲むのアリだなと思ったけど、ドリップしたあとのゴミの始末に困るのでやっぱり無しかもしれない
温泉は最上階
琥珀色をしていて正しく硫黄の温泉っぽいのだが、実は『モール温泉』という火山由来ではない珍しく温泉なんだそう。植物性の有機物をたっぷり含んでいるそう
使った感覚は普通の温泉で、熱めのぬるっとした湯だった
なんだかんだ今日も山形を縦断し秋田の半ばまでたっぷり走っていて疲れているので、熱い湯が染み渡った