未来のデイリーライフ

ツーリングの備忘録をメインに、自転車や日常の事も書きます

人生変われば良いなと思いつつ、2023年春の鹿児島ツーリング【2日目】

2023年2月24日(金)

知らない天井だ…

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…というのをやってみたくて撮った写真

志布志行きのフェリーは下船が9時なので朝4時とかに起きなくて良いのがありがたい

 

予報通り雨だったのでデッキで朝日を眺めたり近づいてくる陸地を眺めることは出来なかったけど、

手元のテレビで『アダムスファミリー』のCGアニメを観て過ごした

こういう機会でもないと映画観ないんだけど、面白いもんですねえ

 

昨日と同じくカッパを着てバイクに跨る

ブーツはゴアテックスで、サイドバッグもエンデュリスタンで完全防水仕様。恐れるものは無し、いざゆかん
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志布志港を出てすぐ、志布志市の市役所に寄っていく

言わずと知れた(?)看板の前で写真を撮らせてもらった

想像していたより足場が悪い(急斜面のてっぺんにある)、駐車場入り口という事でちょっと気が引けた

今日は平日なので通勤車が沢山いたら停めて写真なんて撮れないだろうなと思っていたので、上手いこと撮れるチャンスがあって良かった
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志布志からは進路を真北にとって進んでいく

鹿児島県道63号線、交通量も信号も少なくて走りやすかった
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雨だから余計と交通量少なかったのだろうか

バイクは汚れる、チェーンの油も落ちていく、カッパも着心地がいいとは言えないけど、

雨の中走るのも悪く無い。避け様子のないロンツーでも無いと走る機会のない特別な環境

 

途中凄く霧の濃いエリアがあった

そろそろ霧島が近いしやはり『霧』なのか、『霧島』だけに!としょうもない事を考えてしまう

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50m先は見えないくらいの結構な霧だったので、ライトつけてない対向車がヌッと現れるとビビる

 

霧島市に入り、高速道路に上がる

今日最初の目的地『鹿児島市』には国道10号で海沿いに走れば着くのだが、ツーリングマップルに『平日渋滞する』とのコメントがあり、現にGoogle MAPでナビゲーションさせても真っ赤になっている。

分かっている渋滞は避けるとして高速道路へ

 

ところで走っている場所的に桜島が見えてもおかしく無さそうなのだが、天気のせいか気配がない

丁度『桜島SA』があったので、展望台でもありそうだなと寄ってみることにした

 

結果的に名前だけで桜島が見える要素は無いようなSAだったが、顔出し看板がやたらめったら置いてあって印象的な場所だった

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使って下さいと置いてあるのか、片付けてあるのかよくわからないレベルで大量に並んでいる
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顔抜かずにイケメンorイケおじのイラストにしたらそれはそれで映えそうな並びである

 

志布志を出て2時間半くらいで鹿児島市に到着

雨でフェリー運行がどうか不安だったので桜島にはいかずぐるりと走ったけど、本当に結構な距離と時間がかかるなと

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鹿児島市着いて最初の感想は『交通量めっちゃ多いな!』だった

あわよくば道路脇から西郷どん銅像とか見られたりしないかなと思っていたけど、そんなことできるような疎な交通量じゃない

名古屋のように縦横無尽に車が動いてないから、流れさえ乱さなければそんなに走ってて怖くは無いんだけど、隙間なく綺麗に隊列組んで4車線を車が走り続けている

信号の右折も矢印が出ないと曲がれない程度に流れ続けている

しかもほぼ鹿児島ナンバーしか走ってなくて、長距離輸送してるようなトラックもそんなにいないので、何がこんな平日に昼間から走っているのか分からない…

 

数年前に桜島の展望台から鹿児島市中心部を眺めた時に、海上のハイテクシティや!と思った記憶があったんだけど、

実際来てみると間違ってないなと思った

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そんなハイテクシティ鹿児島だから調べたら二輪駐車場もしっかりあって、この度初めてこの手の施設を利用することになった

目的が商店街のど真ん中だから、安心してバイクを停めておけるスペース本当に助かった
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さて、今回鹿児島ツーリングの目的その1は、『本家しろくま』を食べること

正確には鹿児島に行こうと決めてから本家しろくまというのがある事を知ったのだけど

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しろくまってアイスだから夏がメインの食べ物で、今2月で食べられるところは限られる

ここ『むじゃき』は雑誌にも堂々載っている人気店で、行列必須だと聞く

ただこれまでの経験上、九州の人は本州の人間に比べて寒さ耐性が低い。つまりまだ寒いこの時期にわざわざアイス食べには来ないのでは無いか!?

という希望は、脆くも崩れ去った

しろくま年中大人気やんけぇ
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自分は並んでまで食べる事は少ないので今回も早々に諦めた

が、下調べで『むじゃき』の店舗は複数階ある事を思い出した

自分も人並みの感性持ってるので、この話題性高い本家しろくまを体験せずに帰るなんて実は出来なかったのだ!

 

いや、2階空いてて本当に良かった
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2階の店内入ったら店員さんに声掛けてもらえなくて、あとから登ってきた予約の5名様が案内されたもんだから『下の行列は整理券配布の列だったかッ』と思ったまである

その後普通に一名様ご案内されたので、やっぱり上の階なら空いてたっぽい。本当に良かった。

 

2階だと洋食メインで本家しろくまはデザートメニューみたいな感じなんだけど、しろくまだけの注文も全然オッケー

ここまで何も食べてないのでご飯としろくま両方頼もうかと思ったけど、結構な大きさに見えたので『本家しろくま』と『しろくまラテ』を注文する事にした

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上から見た時に顔に見える事がしろくまの由来らしいが、くまには見えんやろ…というのは禁句だろうか

それはさておき、市販アイスでもお馴染みの黄桃、小豆、苺に加えて、チョコ、バナナ、さくらんぼ、ゼリー、オレンジと具沢山でめちゃくちゃ美味しい

これは間違いなく本家

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この時はやっぱりしろくまだけの注文でよかったと思った

 

大満足して鹿児島市を後にする

どうも鹿児島市内にはちんちん電車こと路面電車が走っているらしく、どこかで見られたら良いなあと思っていた

すると何と並走する事ができた!

しかもオタク界では知名度高そうなスライムにラッピングになってる(自分は名前しか知らない)

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何でも取り込んで能力吸収できて、姿も変えられるらしいけど、遂に路面電車になってしまったのか…
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最後に見た路面電車は北海道は札幌市内で見たやつだが、まさか鹿児島にも残っているとは

岐阜県にも昔は走っていたけど無くなってしまって、好きだったからこうして他県とは言えまた見られた事に嬉しさは感じる

鹿児島市街を南下していくと、ビルが減り、信号が減り、それでも交通量は相変わらず沢山。どの車のナンバーも鹿児島だ

偶に宮崎や久留米をみかけるけど、九州以外を見かけない

九州のフォロワーさんで仕事で転々と九州内を飛び回っている人が久留米の人だった気がするので、そういう飛び回る人くらいしか鹿児島まで走っては来ないのかなぁと

後九州以外のナンバーを見ないのは、観光客がいないのか居てもレンタカーが基本なのか

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ビル街を抜けてバイクやカーディーラーが並ぶ通りに、札幌ドーム付近間を感じながら先へ進む

いつもは市街地走行は避けるんだけど、雨で予定もギチギチに入れていないから気持ちに余裕を持って走れる

次なる目的の知覧まではある意味お待ちかねの山岳走行だ

 

以前のパワー5に比べて、ロッソ3は雨の日のコーナーですぐ諦めちまう感覚があって嫌だなぁ、やっぱパワー5か

などと偉そうなことを考えていたら次の街に到着した

 

松の木みたいな街路樹、灯篭っぽい街灯

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歩道と車道の間には小川のように水路。

山梨県身延町駅前の通りを思い出す

『知覧』

かつての戦争で特攻隊の戦闘機が沢山飛び立った場所

故に空襲にも度々晒されたという
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戦争の痕跡を感じられる場所としては、修学旅行で行った広島の原爆ドームと、沖縄に行った事がある

いずれも生唾を飲んでしまう雰囲気なので、ここも余りにも重い雰囲気だったらどうしようかと思っていた

確かに雰囲気変わったな、というのはあるけど取り敢えずは進める

 

知覧特攻平和記念会館に到着

天気のせいで重苦しい雰囲気に感じるけど、実際はそうでもない

雨も止んできていたし、今回の一番の目的を達したということで一安心
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ここは1日目の記事でも少し触れた通り、偶々買った自己啓発本の一節に登場した場所だ

そして先ほど述べた通り、特攻隊が出撃し、それを見送った当時の知覧の人々の事、特攻隊だった人達のことを詳しく知る事ができる場所だ

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ここ数年色々悩みが積み重なっていて、あれこれ試してみたり始めてみたり。それでも解決の糸口が見つからなくて、どれ自己啓発本とやらでも読んでみるかと書店に行って目についたこのタイトル。『20代を無難に生きるな』

その中で『知覧』に行って戦火の同世代がどう思っていたかを感じてこいということが書かれていて(僕自身はそう解釈した)、

ぐだぐだ悩んでいる今の自分に何かしらの刺激になればと思い、今回訪れることにしたのだ
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さてこの平和会館は基本的写真撮影NGなので、写真は無い

実際遺書を写真撮ろうとは思わなかったし、置いてある物品も遺品みたいなものだ

ただお陰でこうしてブログで取り上げようとすると文章で説明するしか無くなるので困った所
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正直こういった場所を訪れる人は少数派だと思っていたが、入り口に向かうと意外なほどお客さんがいた

受付が並んでいたのでまたしても引き返そうかと思ったくらいである。しろくまはただの観光なのでまだしも、ここに人生をかえるきっかけを期待して来たのに混んでるから辞めておいたは笑えないと思って並んで入館した

 

帰る時に気づいたがどうも順路逆走していたらしい

前の集団に着いて歩いて行ったら騙されてた

 

最初に鹿児島の海中から引き上げられた零式戦闘機(本物)を見た

これは写真撮影可だったが、いかんせん実際に使われた兵器を撮るのは気が引けて撮らなかった

戦闘機まじまじ見るのは初めてで、翼につけられた機銃はどうやって動かすのだろう(バイクのようにヒモ引き?油圧とか?)とか、大量のボルトで固定してある装甲はどうやって組み立てたのだろう(ライン作業とかあったのだろうか、そも一枚の装甲を作るにもどうやって量産してたのか)等、製造業でぼちぼち働いたおかげでそういう見方ができて少し楽しかった

 

次の部屋では特攻機からの特攻を受けたアメリカの軍艦視点での話が展示されていた

結果的に特攻機が致命傷を与えた事例は稀だったのだなぁというのを感じつつ、ただアメリカ側も甲板貫いて大破した零戦とその遺体をめっちゃくちゃに扱ったような感じではなくて、当時の軍人たちがどんな気持ちだったのかは最早推測しかできんのだと思った

 

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残りはほとんど書き物の展示エリアだった

遺書なんていうが、ようは家族や恋人に宛てた手紙である。結果死んでしまったから遺書になった手紙。とは言え片道切符の特攻機、お国のために死ぬ覚悟を綴ってあるからやはり遺書なのか。

 

全く他人の遺書であるが、読んでいくと込み上がってくるものである

物語とか感情輸入しやすいタイプだからかもしれないが、読んだものはファンタジーではなく昔実際にあったことだ

『昔』なんていうと現実感無いかもしれないが、今も昔も、家族や恋人がいて、仕事や趣味があって、突然に別れが来るという事自体は当時から何も変わらないのだと気付かされる

当時を行き、特攻隊として死んでいった彼らが手紙に綴る『聞き分けのない息子ですまんかった』『やはり母上が1番好きです』『弟よ、両親を頼む』『もっと貴女とお話ししたかった』というのは、年代が同じだからそう感じるのか凄く『等身大』の内容だった

今の日本に戦争こそ無いが、彼らの過ごしていた日常は20代の日常そのもので、自分と変わらなかったんだなぁと

 

誤解していたんだけど特攻隊は飛行機に乗れる若者だけが招集されていた。日本全国の若者が問答無用で飛行機乗せられて特攻させられていたのかと思っていた。だからか『嫌だ』『怖い』『行きたく無い』等は無くて、純粋に順番が来たから行ってくるぜ、という雰囲気だった。社会に出た手前割り切らないといけない事って結構あって、でもやっぱり割り切れなくて文句だけ言ってしまう、態度に出して周りを不快にさせてしまうとかある話だと思う。それも思うと当時の彼らはよく出来た人たちだなぁと。

 

『さようなら』と多くの手紙で締められていた。2度と会えないさよなら。当然のように丁寧な字で、大切な人にさよならと綴っていた。『さようなら』とはっきり言える彼らに尊敬した。現実を直視してる、すべき事をしっかりしている。さよならなんてしたく無いとき、自分だったら『さよなら』を伝えられるだろうか。正直言わずに後悔しそうだなと思った。

 

 

突然の死と言うのは現代だってあり得る話だと思う。急に戦争が始まるかもしれないし、明日大災害が起きるかもしれない。そうでなくたって家を出てこうしてバイクに乗っている手前、死んでしまう確率は結構高いんじゃなかろうか。だからそのとき後悔しないように毎日全力で生きろと、本はそう言う事が伝えたかったのかもしれない。ベタではあるが。

 

こうしてブログで思い出しながら書き綴ってみたが、見学していた時はもっと色々感じて考えさせられて、濃厚な時間を過ごしたと思う

人生が180度変わるような事は無かったけど、確かに一生に一度は来ておくと良いかもしれん、20代でっていうのも早めにこういう経験しておくと、考え行動できる『20代の時間は』沢山になるからオススメなのかもしれない。20代じゃなくても、20代後半でも行ってみると多少なりとも得られるものがあると思った

 

あとは、特攻隊の人たちでも彼女持ってるのに、何なら同い年で息子のいるパパとかが普通に居て、負けてられんな…と思ったとかナントカ

 

そんなこんなで14時前に平和記念館について、出たのが16時

思った以上に長居をしていた

 

これから宿に直行すると少し早い

とはいえ薩摩富士と呼ばれる美しい山、開聞岳まで行くと遅くなってしまう

地図を開いて適当にリサーチしたポイントが近くにないか確認すると、ここ薩摩で有名な茶畑の展望台が近くにあった

 

『茶ばっけん丘』

小高い丘の展望台で、広がる茶畑と遠方に薩摩富士を見る事ができる穴場的スポット

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広大な茶畑もさることながら、やはり『薩摩富士』と呼ばれるだけあって開聞岳の稜線が美しすぎた
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◯◯富士シリーズは偶に無理あるやろ…というのがあるが、ここは文句ないと思う

九州は本当に山の形が美しいなぁと常々思う。何も活火山なので多少の恐怖感はあるのだけど

 

この場所は美しい景色であるだけでは無く、先ほどの平和記念館で見た知識を合わせると歴史を感じる景色でもある

広い平地は滑走路に、小高い丘は戦闘機の隠し場所に、開聞岳は飛び立った戦闘機が向かう目印になっていたのだとか

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この場所穴場スポットとは書いてあったが本当に誰もいなかったのでラッキーだった

今日が平日で、雨降りだからだと思う。ロンツーに雨が重なっても、偶にこうして良い事がある
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中部地方で言えば、言わずと知れた静岡茶岐阜県でも揖斐川や白川町などで急斜面に茶畑を作っているが、ここ南薩摩の丘全体が茶畑っていうのを目の当たりにするとスケールで負けた感がある…
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ここの茶畑、中々にハードなアップダウンで繋がっていて正直怖かった。

道幅も狭いし車では来たくない。足つきが悪いSMCRでも毎回止まるのは肝が冷えた
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しろくま食べて、知覧平和記念館見て、薩摩富士の景色独り占めして、文句無し、満足した

晴れ間が見えなかった事など今更どうでも良くなるくらい満ち足りた感だった
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ガッツポーズ!(回復薬でも飲んだ後のよう)


2月も末でだいぶん明るくなった18時

知覧や茶畑から20分ほど走った加世田というところが今回の宿泊地

サンステイ加世田

素泊まり4720円の良い宿。大浴場はないけどランドリーあり、アメニティあり、食事もつけられる

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シングルルームが結構広くて好印象
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部屋の入り口がやたらと広いスペースで良い

代わりと言ってはなんだけど浴槽はなくシャワーのみ

アメニティは大体あるけど、使い切りの化粧水乳液とか、消臭剤も無いのでそれは持参しよう!約束だ!
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マクドナルド、ジョイフル、コンビニ等徒歩圏内に最低限のお店あり

スーパーもある

それ以上に個人店が多いので食べ物には困らないと思う

とはいえ選り好みする自分はなかなか店が決められず、いつぞやの如く『コメダまで歩くか』となっていた所にようやくピンと来る店を見つけた
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飲まないので基本的に入らない趣きをしているが、目に留まったのでちょっとGoogleマップで調べてみると『劇的ビフォーアフター』で匠のリフォームを受けたお店らしい

これは話の種になるなと思い入店を決めた
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入ったら縦長のカウンターのみの店内で、ママが1人、2人の常連さんと賑やかにしていて、早々に退散したくなった

が、男は一歩踏み出してしまったら背中を見せられないのである

ママさんには気づかれてなかったが、常連さんが気づいて席を空けて呼んでくれたので取り敢えず席につかせてもらった

 

Googleマップには『家庭料理レストラン』と書いてあったので飲み屋感少ないのを期待してたけど残念ながらしっかり飲み屋でした

とは言え気さくな常連さんに勧められて、『お任せ夕食セット』を注文。飲み物も頼むべきかと思ったけど、隣で芋焼酎で盛り上がってる中レモンサワーだのジンジャーエールだのを頼むのもアレだったので無理に合わせるのはやめた

ともあれ何やかんや常連さんに可愛がって貰いながら、ママさんが順番に出してくれる夕飯をいただく

お通しなのかセットの一環なのか分からないけど漬物にはじまり、今朝常連さんが持って来たという寒鰤の何か(写真左)。めちゃ美味い!

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鹿児島で海鮮のイメージ無かったけど、常連さんも自信満々で言っていたが最高のものが食べられる。写真も見せてもらったけど沖に出るまでもなく堤防で巨大な鰤が釣れるんだとか

北陸や北海道で美味い海鮮には舌が慣れているつもりだったけど、鹿児島、南さつまの魚めっちゃ美味いなと。南の海の魚やるなぁ

 

続いて大きなきんぴらごぼう
こぼうもにんじんも味がしっかり沁みていて、噛めば噛むほど美味い
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そしてメインか、揚げ豆腐と焼き豚野菜炒め、味噌汁ご飯も勿論つくぜ

豆腐好きだからこのサイズは本当に嬉しい。ネギと醤油、分厚い揚げ豆腐これ単体でも美味いが、やっぱりご飯にも合うのだこれが

そして焼き豚。これぞ家庭料理って感じで、Googleマップは嘘付いてなかったなって。生姜焼きじゃ無くて若干味噌感のある甘辛い味。これもご飯が進む。敷いてあるレタスも、乗っかっている焼きブロッコリーも全然邪魔じゃない。肉と合わせても美味いしそのままでも美味い。ご飯がお代わりすれば良かったぜ
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ご馳走様でした、丁度腹八分目くらい。これくらいが幸せなのは間違いない

ただ、もっと品数増やしたい『夕食フルコース』でも全然イケそうだったなと。あと常連さんも勧めてきたが鍋セットもたまんないらしい

何にせよ芋焼酎が進むんだとか。何度も焼酎の話が出てくるけど、そう言えばこの辺りは有名だって書いてあった気もする。

綴りは美味そうなんだがな、芋焼酎。去年は旅先で飲んだお酒で2度も辛い目に遭っているから流石に手が出にくくなってしまっているのだ…

とは言え今度また南さつまに遊びに来た時は沢山芋焼酎飲ませてくれると常連さんが約束してくれたので、コツコツ飲めるように練習しておくかなぁ

 

そんなこんなできっかり2時間ほど経ち、常連さん2人と飛び入り参加の謎バイク乗りは閉店とともに解散しそれぞれの帰路に着いたのだった

そう言えば毎日のようにママさんに会いに来て、堤防でじゃんじゃん釣り上げている常連さんも普通に家庭があるらしい。たまげたなぁ