未来のデイリーライフ

ツーリングの備忘録をメインに、自転車や日常の事も書きます

690SMC-Rで行く初めての北海道ツーリング【5日目】

あれよあれよと年末である

今年のツーリングは今年のうちに纏めなくては年を越せない!

北海道ツーリングの続きを書いていこう

 

前回の記事はこちら↓

https://bluemily-forest.hatenadiary.jp/entry/2021/10/04/191806

 

2021年8月10日(火)

天塩町紋別市

 

おはようございます

生憎の雨模様

昨日から降り出した雨は今日からがピークだった

雨だけでなく風も強い
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朝ごはんは前日買っておいたセイコマの惣菜パン

しかし調子に乗って食べ過ぎだった…
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このビーフシチューパイがとても良かった

シチューの詰まったパイとかどう考えても美味しそうだったので取ったけど、想像通り!

温めて食べられたらさらに美味しかっただろうなあ
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今日は天塩町のキャンプ場をあとにして、紋別市のコテージまで行く予定

道中ではオトンルイ風力発電所宗谷岬、エサヌカ線などそうそうたる北海道スポットを堪能する予定だった

 

が、予報を確認すると宗谷岬の風がヤバそう

風速10mを越える予想

実際今いる天塩町ですら冷たい雨風が打ち付けている。恐らく厳しい道のりになる…

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という訳で宗谷岬は諦めることに…

 

なんならオトンルイ風力発電所のある辺りですらも遮るものが無いので、横風がヤバいかもしれない

がそれすらも諦められるほど我々は往生際が良くなかった

 

最悪撤退も覚悟はしつつ、とりあえずやってきたオトンルイ風力発電所

確かに風は強く、トラックとすれ違うと恐ろしく煽られる

が、まだなんとかなる!f:id:yu11ta03milky:20211230125646j:image

こんな天気ではあるがなんとしても来たかった場所!

 

巨大な風車がずらーっと地平線まで並ぶ直線道路はまさに夢見た北海道ツーリングという感じ

嬉しい!正直指はかじかむし雨は冷たいけど写真をたくさん撮る!
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来たかった場所に来れて胸がいっぱいになる

雨でこれなので、冬の年越し宗谷とかでここを通る人たちは本当に大変なんだろうね
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晴れていたら海の向こうには利尻島が見えたんだろうな

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尚、同行者のSさんは風車みたいな巨大なものが苦手らしくて(北海道全然駄目じゃん!

w)、ずっとそわそわしてたので申し訳なかった

でも我慢してもらったお陰で堪能できましたよ!


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オトンルイ風力発電所を越えるといよいよ道の両サイドが開ける

まーーーっすぐ何処まで続いてるんだというくらい道が見える
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もうここがエサヌカ線でいいんじゃないかな…


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しかし凄い景色の中をずっと走っては居るのだが、悪く言えば単調な景色でもある

すると冷たい雨風に当てられ続けていることが気になってくるわけで…

 

ギブアップ…

オトンルイ風力発電所の興奮のままに宗谷まで行けるかと思ったけど、まっさらな景色になった途端『寒いしずっと景色曇天だし無理だわこれ…』となって、やはり宗谷岬は諦めることに

 

進路を紋別市方面、東にとって走る

北海道最北端到着はならず…

これはとても残念だったのでリベンジしたい

 

後日談だけどこれもあって年内にまたすぐ北海道行ってやろうと熱くなっていた時期があったけど、なんで行かなかったんだろう…?

宗谷岬も含めて道北の方がやはり気に入ったので(環境が厳しいことも含めて)、来年はバイクか、まさかのロードか…

 

進路東にとった我々がたどり着いたのは豊富町というところ

これから北海道の西から東へと長い山越えになる前にトイレ休憩がてら立ち寄った
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豊富駅舎となりの観光案内所兼お土産屋さんにはお客さんは居らず、受付のお姉さんが一人

豊富町のことはなんの下調べもなかったけど、眺めてみると温泉や鉄道、牧場や自転車を推しているようだ
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電車旅はしていないが、記念切符好きなので購入した

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牧場関係では日持ちしそうな牛乳寒天を買ったり、

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これも行こうと思っていたが天候不良なので行っても意味がないだろうと諦めた『大規模草地牧場』のTシャツを購入
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自転車の絵が書いてあるので、ロードで訪れる人も多いんだろうね

このシャツ自体は汗の乾きがあまり良くないので、これ着て自転車乗るのはあんまり気持ちよくないのが残念ではあったが…

 

駅舎には納得のストーブが

冗談抜きで点いていても全然問題ない寒さ

というか点けてください…
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レイングローブを持ってきていないSさんは自分よりかなり寒そうだった

ロンツーにおける雨具の大切さを思い知らされる…

 

休憩を終えて覚悟を決めて走り出す

 

山道では鹿が道路を横切った

カメラに捉えたのは1匹だったけど、実際は親子3匹くらいが凄い勢いで横切っていったf:id:yu11ta03milky:20211230133117j:image

雨が降っていたので速度控えめだったのは良かったが、寒さとなんだかんだ5日間走り続けた疲労の蓄積もあって、結構ギリギリで気付いた

札幌のKTMディーラーで、北海道での事故は動物どの接触が1番多いと言われたことを思い出す

 

北海道に来て初の真っ当なワインディングロードを抜けると、オホーツク海にぶち当たる

オホーツク海側といえば流氷やクリオネが見られたりと、冷たい海のイメージ。夏の晴れた日に来れたならさぞ気持ちの良いシーサイドロードだったんだろうなぁと…

 

しかし今回の荒天による洗練は凄まじかった…

 

オホーツク海が正面に見えて、信号で右折して海と並走し始めた瞬間からもうヤバい

横風がヤバイ
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海はもう大しけで真っ白

台風の中かよってくらい横殴りの雨と風

怖い、めちゃくちゃ風に煽られて怖い!

 

 

冷え切った身体では当然のごとくエサヌカ線も諦めて、もう早くコテージに着きたい一心になって進んだ

 

休憩に寄った道の駅マリーンアイランド岡島
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建物が海を背にしているが、回り込んで凄い風が吹き付けてくる

 

もう正直ベタベタヒエヒエだ

レイングローブも貫通しているし、とうとうワークマンのレインスーツ、イージスも限界を越えて雨が滲みていた

 

このあたりでSさんはホタテを食べたがっていたのでご飯を食べた

自分は貝類はそんなに好きではないので普通のラーメンを、Sさんはもちろんホタテラーメンを注文

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温かい食事がしみた…

 

道の駅には昨日の札幌ー天塩間よりも多くのライダーがいたが、それでもイメージしていたほど沢山は居なかった

本州でも人気の道の駅ならもっと居たんじゃないかと

雨だからなのか、やはりコロナだからなのか

 

温かい食事でなんとかコテージまでの元気を取り戻し、15時前後という結構早い時間にゴールに到着した
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紋別市にある山を登り、オホーツクスカイタワーと呼ばれる建造物があるここからは、晴れていればさぞ絶景が見られたんだろう
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今回はもはや何も見えない

 

やっぱりお客さんは誰もいなくて、受付のお姉さんがぽつり

今日の宿であるコテージの利用手続きをタワーで行った
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で、コテージどこにあるのよ!?w
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いい感じの雰囲気出ているが、肝心のコテージが見当たらない

 

オホーツクスカイタワーのある公園にはコテージが3棟あって、予約して利用できるそうなのだが…

 

コテージを探してウロウロする二人
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天気がよかったら直ぐに見つかったんだろうか…(結局翌日も曇天でチェックアウトのときも霞んでいた)

 

そしてようやく見つけた今回の宿!お家!
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立派なコテージだ

一番新しくて広いところにした。

 

扉を開けて中に入ると物凄く広いリビングが見える!

えっ、これ結構いいところ引いたか…?
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Sさんの言葉を借りると『二人で利用するにはオーバースペック』なトンデモコテージだった!

 

リビング
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キッチン
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寝室1(Sさん利用)
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寝室2(自分利用)

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洗面、脱衣所
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お風呂

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デッキもあるよ!

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食器や調理器具も一通り揃っている
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開放感のある天井
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ストーブもある(勿論使った。夏なのに…?)
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リビングには大きな窓
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天体観測もお手の物
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といった感じだった

えっ?いいのこれ?ってくらいなんでもあるコテージだった

これでいて紋別市のホテルの半額くらいなのだ…

 

コテージ泊は今回を含めて3回しかしたことが無いが、これはコテージ泊の概念が壊れそうだ…

少なくとも昨日のコテージとはわけが違う

 

多分このコテージを運営するのにきっと多くの厚意や投資してくれた人たちがいたんだろうなぁ

これからも綺麗に使われていって、また来たい所だった

 

山の上なのでコンビニも何も無いのだが、唯一ギャラリーカフェが存在しており、夕飯はそこでいただいた
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これまた冷えた身体に効く暖かい雰囲気のお店
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タコライスビーフシチューが両方食べられる!
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食後にガトーショコラとコーヒー
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美味いガトーショコラだし、フレンチプレスで出てくるのも珍しい、そしてうまい!

 

ずっと雨の中、時には風に晒されながら走って大変だったけれどなんとか5日目終了

最北端こそ行けなかったけど、日程的にも地理的に北海道を折り返したことになる

 

個人的にはオトンルイ風力発電所を越えて道北を後にした所でほぼ目的達成していた

このあとの目的地とかも割とSさん任せになっていく

 

なによりコテージをSさんがとても喜んでいたのが印象的かな。たまたま見つけて選んだところだったけど、あれだけ喜んでくれて良かった良かった

 

続く

https://bluemily-forest.hatenadiary.jp/entry/2021/12/31/010856