気付いたら1ヶ月近くブログを書いていなかったらしい。
そういう意味ではリハビリがてら、少し記事を書こうと思う。
12月5日(日)
タイトルの通り今日は下呂温泉を散歩してきた。
なぜ散歩かというと、最近『ピクミンブルーム』というアプリをやっていて、歩いてスマホに歩数をためるとピクミンを引っこ抜いて増やせるという事で、歩数を稼ぎたかったから。
本当は高山か飛騨古川まで行って歩こうと思って早めに目覚ましをセットしていたのだが、最近の夜更し癖が出て起きられなかった。
なんなら出掛けること自体を辞めようかと思ったが、空は雲ひとつなく晴れ渡っているし、先述のように夜更し癖がついてダラダラしがちなので頑張って外に出た。
今回は(といいつつCBでのツーリングはめっきりなので、『も』という表現が正しいかも)SMCRで家を出る。
最近はロードバイクにハマってしまって、11月頭の九州ツーリングで大分満足したのもあって、バイクで出かけるのは2週間ぶりだ。
2週間ぶりだと随分久々な気もするが、一般人からしたら月1でバイク乗るくらいが普通だと思われるので、そうでもないのかもしれない。
バイクに乗り出して早6年くらい経つが、毎回冬を越すために何かアイテムを増やしたり、更新したりしている。
今年はハンドルカバーを買ってみた。
ラフ&ロードが出している『ハンドガード付きのバイク』にも対応したカバー。
バイクに限らず二輪のハンドルカバーというのはオバチャンが原付きやママチャリにつけているもの、という印象が強くて、実際のところ付けているとダサく見えるのも否定はしない。
が、そろそろもう周りの目を気にし過ぎても仕方ないなと思ってきていて、操作性の賛否とかも色々あるので取り敢えず試すことにした。
結果的には凄く防寒具として助かった。
山の近くに住んでいるので冬は10度以下の所を走り続けるのが当たり前の環境だが、そんな中でカバーが有るか無いかでは段違いだった。
例年この時期ですでに1時間も走れば指先がキンキンに冷えているが、今日は全然そんなことが無かった。
冬用グローブと防水グローブ(オールシーズン相当)の2パターン試したが、防水グローブとカバーの組み合わせでも大丈夫なほど。
冬用グローブの方が保温するが、それより少し薄くなって操作性があがる防水グローブとは甲乙つけ難かった。
さて、新しいアイテムのレビューはここらにして、本題の散歩に戻る。
想像以上に快適な状態で下呂温泉にバイクで到着する。
冬の空気で景色がくっきりとしている。
外に出ようと思わせてくれる冬のまっさらな空は下呂温泉に来ても健在だった。
下呂温泉では6月からこんなスタンプラリーを行っており、コツコツ集めているので今日はこれを集めながらピクミンを抜くために歩数を稼ぐことにした。
下呂市の名所やスイーツショップを巡ることでスタンプを集める。
スタンプを集めてギフトや宿泊券の抽選に応募できる。
下呂温泉には無料の二輪駐車場がある。
その近くにまだ行っていない場所があった。
幸月本家
和菓子屋さんのような外観
生どらということはどらやき、やはり和菓子屋さんかと思った。
しかし中に入るとケーキのショーケースもあり、洋菓子も両方取り扱っていた。
ちなみに生どらとは生クリームどら焼きのことで、あんと生クリームを混ぜ合わせたものがどら焼きに挟んであった。クリーム好きにはたまらない。
冬限定で抹茶クリームとあんの組み合わせのものもあった。
スタンプラリーイベントで宣伝されていたのがこの『和パフェ』
入口に大きく『生どら』とあるようにどら焼きがこのお店の主力だと思われ、パフェにもどらが刺さっている。
中身はスポンジ、生クリーム、あんこ、抹茶ゼリー、イチゴ、ナッツ
やはり、というかどらがとても美味しい。
ふわふわで香ばしい、バターっぽい塩見も感じる。
クリームとスポンジも好みで、ショーケースに並んだケーキの方もゆくゆくは食べに来たいと思った。
そんなケーキのショーケースで目を引いたのが魚の形をした大きな…『パイ』だった。
『目出鯛パイ』というらしい。
外観すべてがパイたが、中身はどうなっているんだろうか。あんこか、クリームか。
見た目のインパクトも凄いが、あの大きさのパイというのもそそられる。
満足したら次の目的地に向かって歩き出す。
コロナウイルスの影響で外出自粛が叫ばれていた頃にも何度か足を運んでいるが、その頃のガラガラ感を思えば大分お客さんが戻ってきているのを感じる。
コロナでもそうでなくても人が多いのはあんまりだが、こうやって観光地を歩くのは好きだ。下呂温泉は余り遠くないのでずっと観光したことが無かったが、コロナで遠方へ行き辛くなったことで来るようになり、その結果楽しい所だと気付いて、この数年で何度も来るようになった。
だから大分この景色にも見慣れてきたが、それでも何となく引き寄せられる魅力がある。これが観光地の由縁なんだろうか。
スタンプを押しに温泉街の丘の上の『温泉寺』までやってきた。
温泉街から真っ直ぐ伸びた階段で門に繋がっており、望遠カメラで圧縮したら面白そうかと思ったが、その階段の両脇が墓地だったので辞めておいた。
といいつつ帰り際に門から見下ろす形で写真撮ったんだけど…。
本殿の横に温泉むすめの板が立っていたのにはびっくりした。
温泉むすめ、噂にはきいていたが下呂温泉にも居たんですね。
せっかくなのでこのキャラ付きの御朱印でも買っていこうかと思ったけど、丁度300円を切らしていたので諦め。ご縁が無かったということでまたの機会に…
次のスタンプを押しに移動していると脇道を発見した。ははん、これ『筋骨』ってやつか。
いい感じのタイミングて脇道に野良猫が入っていったので追いかける。かわいい。
前に下呂金山で『筋骨めぐり』というものを体験したので知ったのだが、下呂のあたりでは細い路地や脇道のことを『筋骨』と呼ぶらしい。道が筋や骨のように複雑に絡み合う様を例えてそう呼ぶそうで、街を歩くとちょこちょこ見つかる。
最初は本当に通って大丈夫なのか心配になるけど、そういうものなので探検気分で歩くと楽しい。
さっきの写真のようにネコに出会えたりするし。
温泉街の方でも実はいくつかあるので、メインストリートをショートカットしたり、人通りを避けられたりして便利。
次に訪れたのが『飛騨教会』というところ。
広い敷地の中にぽつんと建物があった。
正直なところ日本で教会の名前のつく場所と聞くとあまり良い印象が無く、ここも広い敷地の真ん中に社務所がぽつんとあって怪しいところかと思ってしまった。
幸いにしてスタンプラリーのバーコードは入口に設置してあり、がっつりと中に入る必要は無かった。
ただ訪れてみると怪しいところという感じはなく、違和感のある外見も『作りかけ』であることが分かった。
縁結びの場所でもあるそうだが、未完成な場所であるということは完成後にこれば今度こそ良縁があるかもしれないなどと思いつつ後にした。
後は以前行ったことのある神社に再訪してサクッとスタンプを貰いつつ、最後はお気に入りの珈琲屋さんに寄った。
もう12月なのでクリスマスの飾りつけがしてある。
バイク装備(冬ジャケットとインナーダウン)で歩き回って若干暑かったのでアイスコーヒーをチョイス。
パフェ食べたので甘味は無しの予定だったが、柿のシフォンケーキが置いてあったのでつい買ってしまった。
富有柿のシフォンケーキ
富有柿といえば岐阜県で有名な美味しい柿だが、今年は農家から大量に盗難される事件が相次いでいて、ある意味注目が集まっているんじゃなかろうか…。
ともあれ柿ってそのまま食べる印象しかなかったけど、シフォンケーキと生クリームともばっちり合うようだった。
そうこうしていると日が山に沈む
この辺りは山に囲まれているので本来の日の入りよりも早く暗くなってしまう。これでも3時だ。早く帰らないと凍えてくる。ささっと撤収した。
そんな訳で下呂温泉の未経験スイーツを楽しみ、歩き回ってピクミンを沢山引っこ抜きつつ楽しく散歩ができた。
ピクミンのアプリは歩くと花を植えて他のプレイヤーと共有できるのだが、流石に観光地だけあって凄い花畑になっていた。