未来のデイリーライフ

ツーリングの備忘録をメインに、自転車や日常の事も書きます

690SMC-Rで行く初めての北海道ツーリング【4日目】

前回はこちら↓

https://bluemily-forest.hatenadiary.jp/entry/2021/10/03/200619

 

2021年8月9日(月)

札幌〜天塩町

 

朝の7時頃に目が覚めた

外を除くと地面は濡れていない様子。まだ大丈夫
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朝ごパンに昨日のセコマで買ったバナナチョコリングパンを食べる

本州のコンビニでも置いてくれないかな
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支度をしてホテルを後にする

昨晩の日が落ちて街頭と車のライトで色とりどりの街並みとは代わって、普通に都会な札幌の中心部があった

 

まずは最重要事項を行わないといけない

 

KTM札幌さん
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SMCRのオイル交換をお願いしておいてあった

岐阜からここに至るまでおよそ1500km

これから道北、道東を回ってまた函館へ戻り、再度青森から自走で帰らないといけないが、オイルが心配だった

基本的に3000kmで交換しているので

 

こちらの都合でオイル交換だけお願いするいっぺんさんみたいなものなので渋い対応になるだろうな、と思っていたら結構歓迎してくれた
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本州でもウワサには聞いていたが、大きなディーラーにはウェルカムドリンクがあるんだなぁ

 

KTM札幌さんはBMWハスクバーナのディーラーと建物が連なる場所にあり、大本は同じバイク販売店のような感じだった
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展示車両も沢山あって、オンロードとオフロードで建屋が2つあった

 

昨今はビックオフブームで(?)本州ではAdventureRが大人気で店頭で見かけなかったが、札幌には沢山置いてあった

北海道ではAdventureあまり売れないらしい

 

KTMよりBMWの方が良く売れているらしく、アドベンチャーモデルもそっちがよく売れるんだろうなあ

 

値段もそうだけど拙者BMWの横に張り出したクソデカエンジンを取り回せる気がいたしませぬ

 

オイルが綺麗になったSMCR

これで安心してツーリング続行できる
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昨日函館から強引に札幌まで走ったのはこれが理由でもあったが、疲労度を考えたら1日ずらすべきだった

 

根本的に青森まで自走しなければオイル交換の必要も無くなるので、以後自走は無しで来たい

 

今日は北海道最北端の少し手前、天塩町のキャンプ場を目指す

 

札幌を抜けると早速景色を遮るものが無くなって、初めて見るタイプの景色が出迎える
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『何もなくなった!』とは最初の感想だ

 

朝がパン一つでは物足りなくなり、適当にみかけたセコマに寄って補給する
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パンなのにようかんとはこれいかに、と思ったが、パンにようかんが塗りたくってあるっぽい??

 

札幌を出て遥か天塩町まで続く国道232号のはじまり

海岸線に沿って丘を上り下りしながら進んでいく
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道中の寄り道はほぼノープラン

 

最初の寄り道はツーリングマップルで『カシオペアの丘』と書かれた駐車場
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夕日や星空を眺めるのにピッタリの場所らしい

なるほど北海道らしい地平線まで続く丘だ

 

振り返ればちょっとした住宅街なのに、抜けるとまっさらな丘なの面白い
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風車も現れだしていた

 

寒くなってきた+いよいよ先に進むと雨雲レーダーに雨雲があるということで、道の駅に寄った

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石狩『あいろーど厚田』

思えば石狩なのか厚田なのかどっちやねんって感じだが、石狩市厚田区なので正解だった

 

建物は沢山の人で賑わっていた

コロナで盛り上がっていなければ人混みを分けて中を覗いたと思うが、今回はそんな気になれずお手洗いだけさっと借りた

 

入り口のサイクルステーションにはファットバイクが3台並んでいて目を引いた
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北海道、バイク乗りだけでなく自転車乗りの憧れの地でもあるから、ラックや空気入れの置いてある道の駅がちょこちょこある

 

このファットバイク、バッテリーがついたいわゆるE-bikeに見えたが、レンタルバイクと言う訳でもないらしい(道の駅のHPに記述がない)
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なんだったのかよく分からないが、面白そうなのでちょっと乗ってみたかった

 

更に進むと『札幌から91km』という表示と大きな岩山が現れた

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ツーリングマップルには書かれていない『赤岩岬』という場所

日本海側の海沿い走ってるとたまに見かけるような景色、嫌いじゃない

 

振り返っても曇天

でも果てしなく道が続いてる感
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わりと寒さと疲労がピークだったこの辺り

近くで休憩する予定だったのだが…

 

岩尾温泉あったまーる』

新型コロナウイルス感染予防の為、食堂を閉鎖しています』

 

時間もお昼だったのでご飯も食べたかった我々にこの仕打ち!

風呂だけでも入ればよかったのだが、先へ進むことに

 

雨が本降りになってカッパを着込み、疲れた身体に鞭打って進む

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道の駅『風W(ふわっと)とままえ』


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ここでも食事と風呂が取れるはず

 

だった
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ツイてない…

 

最終的に辿り着いたのはやはりセイコーマートだった

セコマは神
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モタードって風よけ皆無なのでSMCRのように排気量があっても高速道路が物凄くしんどいが、冷たい雨風の下道もたいがいだった
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容赦なく冷たい雨風に当てられて、モタードで北海道ツーリング向いてないんじゃ無いかとか本気で思い始めていた

 

が、そんなじめっとした気分もセコマの飯は吹き飛ばしてくれる
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トマトフェアなんてものをやっていて、サンドイッチやサラダに分厚くて新鮮そうなトマトが増量されていた

 

トマト正直好きじゃないんだけど、北海道で食べるトマトなら美味いじゃろという謎理論でサンドイッチを選択。北海道限定パッケージの温かい缶コーヒーといただく

 

昨日の晩から野菜が不足していたのもあってかとてもフレッシュで美味しかった

 

食べながら道路を眺めていたら荷物を沢山積んだ黒いモタードが通り過ぎていった

みんな頑張ってるわあ

 

セコマのお陰で元気を取り戻し、さらに北上するとついに建物が消え去り、海岸と電柱と草原と道路だけになったf:id:yu11ta03milky:20211003140321j:image

あ、これ北海道だわ

 

ひょっとして我々北海道に来てる!?
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急に世界に放り出されたような開けた景色が360度広がっていた

 

Sさんにポーズ取ってもらって写真を撮る
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ようやくまともにカメラで北海道らしい写真を撮った気がする

 

ここでも十分感動モノだったが、直ぐにもっとすごい景色は現れた
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 空

草道草
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これこれ!北海道といえばこれだ!!

これが見たかった!見れた!ヤッター!

 

なんと空気を読んだかのように雨も止んでくれて、この本州では見られない景色をのんびり楽しむ時間をくれた
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何度でも言うが自分にとっての北海道はこれで、美味しいごはんとか歴史とかよりも、このまっさらでシンプルな道に辿り着くことこそ大目標だったので、今回のツーリング1番の盛り上がりだった

 

この道を走れたことは何にも代えがたい思い出
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この後もこんなような景色は続き、オトンルイ風力発電所を越えた先や、エサヌカ線でも見られるのだが、雨が止んでいたのはここだけだった

 

このまままっすぐ海に突っ込んでいってしまいそう
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ここはいわゆる農道

 

途中満身創痍になっていたが、セコマと北海道名物の直線路で元気を取り戻し、我々は目的地の天塩町へと辿り着いた
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ツーリングマップルにもかかれているキャンプ場で一泊する
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3300円でバンガローに泊まれる

 

Sさんもお疲れさまでした

硬いですけど今日も屋根付きのところで寝られますよ
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これが!
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本日の
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寝床だ!!(シュラフとマットは付きません。レンタルはできた気がする)
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途中で雨は止んでいたが風は強くてゴウゴウいっていた

それもあってキャンプ場にテント張っているのも一人だけ

むしろその人大丈夫なのかと心配になるくらいだった

 

ひろーーーいキャンプ場
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焚き火もできる
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ちょっとやりたかったけどSさんに寒いからと言ってフラレてしまったのでやれず

 

晩ごはんはまたしてもセコマ

むしろ全部セコマでいいと思う
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帰りがけにSさんのインカムが水没しかかってか不調になったため、薬局によって帰るSさんと別れて帰った

 

日の落ちた空の向こうには街も山も見えず、これ以上は何もないことを感じさせた
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写真を撮るためにバイクを降りたら、走ってきたトラックのおっちゃんに『キャンプ場はあっちだぞ!』と声を掛けられた

迷ってると思われたのかもしれない

天塩町のおっちゃんいい人だな!

 

晩ごはんは豪勢にいきます
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安定のソフトカツゲンははずせない

 

メインはホットシェフのカツ丼
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ご飯とカツの卵とじが別れているという気配り!

ふっくらなままのご飯と濃厚な卵とじを味わえる!美味い!

 

引き続き旅では不足しがちなビタミンも取らねばとサラダと酢の物
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トマト嫌いだけど北海道ならトマト好きになっちゃう

酢の物も丁度いい酸味で疲れが取れる

 

風呂は併設の温泉施設でゆっくりと
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ぬるぬるでいいお湯だった

露天からはキャンプ場も一望できる

夜になって強風の冷たさも増していたが、温泉に浸かっては風に当たりを繰り返すことで整えた

 

ちゃんと牛乳もある、完璧
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街の明かりも皆無なので夜は真っ暗だった
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風は台風のようでバンガローで本当に良かったと思う

 

続く

https://bluemily-forest.hatenadiary.jp/entry/2021/12/30/173900