前回のブログからやる気出すまで相当時間かかったけど、久々に書こうかなと思ってやってみる
2021年の始まりは色々あった。
コロナウイルスの感染拡大で岐阜県は緊急事態宣言が出されて、県を跨ぐ外出の自粛を求められるし、そうでなくても久しぶりに雪がたくさん降って、バイクでは出かけ辛い環境だった。
そんなこともあって気づいたら3月。
3月の頭に岐阜県の緊急事態宣言も解除されて、全国的にも感染者が減ってきていた。
気温としても大分寒くなくなっていて、雪も大分減ってきていたと判断。
そろそろ、泊まりツーリングに出かけるチャンスだと思った。
目的地は北陸。
3月からホタルイカのシーズンとなった富山と、前々から一周したいと思っていた能登半島。
富山は去年の6月頃に友達と車で行っていて、富山湾沿いの道の雰囲気の良さと、ホタルイカが有名であることを知った。
シーズンの短いホタルイカは6月には食べられなくなってしまうので、来年来ようと思っていたところだった。
能登半島といえば、RC390に乗っていた頃にキャンプツーリングで来た所だ。
ここの良さは海のすぐ近くのフリーサイトであること、優秀な着火剤こと松ぼっくり(イケボ)が沢山落ちていること、そして何よりキャンプ場の受付である隣の『のとじ荘』さんで入れる露天風呂が最高なところだ。
2度目はなぎさドライブウェイから北へ少し行ったところにある大島キャンプ場まで。
人は結構いたけど、立地とかサイトの綺麗さとかスペースとか、良いところだった。
僕はキャンプも出来るし人も車も少ない能登半島が好きなので何回かそれ以外にも行っているが、真っ当に一周できてなかったし、SMCRに乗り換えてからはまだ奥能登の方へは行けていなかった。だからSMCRで行ってみたかった。
正直能登半島一周するだけでもかなりボリュームはあるので、用意した2日ではそれだけで時間が無くなるとは思っていたけど、ホタルイカも食べたかったし、どちらも諦められなかったので結局両方やった。
前置きが長くなってしまったけど、ここからが本編
Twitterで前日に『どこへ行こうかな??』なんて呟きつつ、実は富山、能登へ行く事は決まってた
リアシートバッグ相当のドラムバッグ1つで行こうかなと思って準備した。収まりきったけど、お土産が入らない!今回はホタルイカを食べ、北陸の海産を何かしらお土産として持って帰りたかったので、これにサドルバッグも追加した。
いざ岐阜県を北へ縦断。もう暖かくなってきたしダウンまではいらんやろうと思っていたら、この日は全然気温が上がらなかった…。岐阜県と富山県の県境は豪雪地帯なので、その辺りが寒いことは想定していたけど、ここ、まだ下呂なんだよね…。
高山市街地を越え、富山との県境に近づく山深い国道。思ったより雪景色は薄くて寂しいような。
県境を越えたら早々に高速道路に乗って、ホタルイカを食べるお店に向かう。かなり美味しくて、多分知名度も上がってきていて(?)、実際2回行っているけど結構混んでいたので、お店の開店時間を狙って行きたい。
ただ県境付近で写真撮って遊んでたせいで高速道路乗らないと間に合わなくなったのだった
雪景色と橋、ついでに荷物積んだSMCRかっこよくない??
今回富山でホタルイカを食べるのは(個人的に)安心と信頼の『魚の駅生地 できたて館』さん。漫画『ざつ旅』で出てきた場所で、気になって行って見たところどハマリして、今回で3回目の来訪。
正直富山と言ってもかなり北の方の立山市にあるので、今回でいうと能登半島と真逆になるんだけど、ここ本当に美味しいんだよ…。これが漫画にも出てきた船上の刺身定食。
なので、きっとここならホタルイカも美味しいだろうと思って、ホタルイカが限定メニューとしてあることを確認後やってきた。
そしてこれが、今回のツーリングの目的のひとつ、ホタルイカ定食!
ホタルイカが沢山だ!たまんねえ!
ホタルイカ料理をまともに食べるのは初めてだったけど、最初がここで良かった!
ということで初めてのホタルイカを食した感想は、『うん、イカだ』だった
味はイカだ。美味しいイカ。ただ小さいイカ。なるほど…(ちょっと物足りない)
美味しい定食だったんだけど、なにかホタルイカ特有の特別な食感とか味わい的なものがあるのかな?と思ってた
まあでも旅先で旬なものを頂くのはオツなものなのでヨシ!
そういえばホタルイカを食べたここの駐車場で人に話しかけられたんだった。
(バイクのナンバーを見て)『岐阜からここまできたの!?』『大学生さん!?』『これから帰りかね??』『岐阜っていうと岐阜市の方からか!国道156号からか??』『国道156号って岐阜市の方からずっと続いてるよな!?』『国道156号をイチコロなんて呼ぶなんて、旅慣れた人だねぇ』
結局話しかけてくれた人がどこの人で同じように旅行中だったのかは分からないけど、岐阜の地名と位置をそれなりに理解していたようなので、多分色々行ってる人だったんだろう。国道156号(いちころ)の呼び方も伝わってたし。
もう26だけど久々に『大学生さん??』って言われてちょっと上機嫌になってしまったぜ!
泊まりツーリングなんて半年ぶりくらいだけど、出かけるとこうして1回は話しかけられるんだったなぁ、としみじみ。
魚の駅生地を後にして、宿をとった能登半島を目指す。立山市の海沿いは、1面の田園と振り返れば雪山の景色があってとても好きだ
いい感じの畦道があったので写真を撮っていたら、電車が来た!絵になる!
SMCRはモタードであって、オフロードバイク=旅バイク、ではない。と思ってたけど、なんだ、サドルバッグにドラムバッグ積めばそれっぽくみえるじゃん。
海側を見たときの果てしなさ好き。
振り返って内陸側見ても果てしなかったりする。やばい。
あれだけ大きくて立派な山がこれだけくっきり見えて、他の山や高い建物で隠れたりしない景色。富山はいいぞ…。
宿は能登半島なのに、わざわざ立山市まできてるもんだから、富山湾をぐるっと走ることになる。
けどこのあたりの海沿いの道が好きだ。
全く車通りがなくて、信号もなくて快走!って訳ではないけど、静かで穏やかな感じというか、雰囲気が好きだ。
海のすぐ隣を走ったり、工場地帯の横を走ったり、狭めの住宅街を走ったりする。
そういう代わり映えのする景色もいいと思える理由なのかもしれない。
雨晴海岸というところまで走って、道の駅で休憩をする。
前に来たときは道路と線路を渡って海岸に出てみたので今回はスルー。用事は道の駅の中にある。確か飲食コーナーが結構いい感じだったはず。
いい感じ、とは海の方を向いたカウンター席(勿論ガラス張り)で、ティーとスイーツをいただくことだ!
前に来たときはお客さんが沢山いて、いいなあと思いつつ諦めたけど、平日だったからかそこそこで、こういうことができた!やったぜ!
基本的に土日休みの僕は土日の道の駅や観光地の混み具合が好きではないので、殆ど利用しない事が多い。でも本当は利用したい。なので一泊以上のロンツーするときは有休を使って日月とか金土で日程を組む。そうすると片方が平日になるので、普段混むからと我慢してることがやれる。これとてもお得感感じられて良い。有休取りやすい職場で本当によかった…。
雨晴海岸で休憩を行ったあとは一気に能登半島の奥まで行くために自動車専用道に乗った。最初は海沿いをひたすらトレースしようかと思っていたけど(ちょっと面倒になってきた)。
のと里山海道に乗ってスムーズに奥能登入りし、のと里山空港へやってきた。ここは道の駅も併設している。めっちゃ山の中走ってると思っていたら急に空港が現れるので、初めて見たときはびっくりした。
ここはRC390で1度目のキャンツーで初めて見つけて驚いた場所。なのでSMCRでも訪れてみた。建物の中は以前来ているので、今回は外回りを探索してみる。
するとなんということでしょう~
『展望広場』という案内に惹かれて来てみれば、管制塔や滑走路が見渡せる、これもある意味絶景では…?
本当に視界が開けているのと、草が茶色いのも手伝ってまるで海外に来たかのような…(海外行ったことないけど)
奥には飛行機も見える。
最近ロードバイクを始めたので、割とサイクリストの聖地でもある能登半島へのアクセスを考えたときに、この空港を利用することを考えなくもなかった。けれどかなり山の中にあって周辺の道のアップダウンは凄いので、素人ロードバイク乗りが走るのは…どうなんだろう…。
せっかく海沿いに来たので夕日を海で…と思っていたけど、日の入りの時間が来てしまった。空港から見る夕日。
エモい(語彙力)
全然海沿いでなくてもいい夕日が見られたと思う!
夕日が完全に沈んでから荷物をまとめて空港を後にする。結構寒くなっていた。
今回能登半島に来るにあたって気になっていたことが1つ。
『北陸って本当に寒いの??』
福井石川富山って、岐阜と接する部分は非常に山深くて恐ろしい標高の山が多いけど、海沿いは当然のごとく標高は低いし、まっ平らだ。能登半島の奥能登とよばれる半島の中央から先端にかけても、山は多いけど岐阜県の飛騨地方に比べればさして高くない山ばかり。どこに寒い要素があるんだろうか。
あぁ、確かに北陸だわ。豪雪地帯と言われるだけある…。
流石に圧雪路とかあったら困るのでライブカメラを見てきていて、なんとなくは知っていたけど、除雪で積まれた雪山の大きさが想像以上だった。
当時の気温も5度下回っていて普通に寒い。
なるほど、本当に北陸は寒いところらしい。
そう感じられるこの時期に来て見られてよかった!
実はのと里山空港から宿までは10kmちょいだったので、無事すんなりとにつくことができた。
うっかりしていたことに外観写真がない。いつも外観写真を撮っておくのに…。
内装はざっくりこんな感じ。国民宿舎というだけあって、学生の研修とかでも使われていそうな雰囲気。
謎に二重扉の客室。鍵をかける方の扉あみあみだけど…。
最初から布団は敷いてあって、テレビと机、座るスペースも確保されているので十分な広さの部屋だった。暖房の調整が分からず正直寒かった。
道中あまりにも寒かったので、夕飯を食べに行くのは諦めて、直前のコンビニで買い込んだものを夕飯として、1日目は終了した。
長くなってしまったので、2日目はまた次の記事で