年明けの冬のことを覚えていますか??
2020年の年明けは雪が全然降らず、気温もそこまで下がらず、雪国のイメージがある岐阜県の飛騨地方の方も例外ではなく、お陰でツーリングにもちょこちょこ行っていました。
冬のバイクは手足の先が痛くなるほどの寒さとの戦いではありますが、虫がほとんどおらず、空気も澄んで景色が遠くまではっきり見えることから、寒さを我慢してでもツーリングに出かけてしまいます。
もう一つ、空気が澄んでいる事から星空観察が捗る季節でもあります
2019年の秋から2020年の春まではバイクで星空撮影がちょっと流行って、何回か撮りに行きました
それはもう凍えながら(笑)
岐阜に住んでいると手っ取り早く岐阜の山に夜出掛ければ、直ぐに街灯もなくなって満点の星空を楽しめます。
ですがそこは標高1000mとかの世界。かなり寒いです。
そういうもんだと納得してはいるんですが、もう少ししんどく無い環境で、かつ素敵な冬の星空を見たいですよね?(笑)
と言う訳で、かねてから伊豆の星空は綺麗だ!冬でも伊豆はそんなに寒くない!と聞いていたので、ちょっと伊豆に星空を観に行くか!と思い立ったわけです!
2020年2月23日(日)
実際もう冬も終わりかけ、なんなら伊豆は冬じゃなかったかもしれない…
けれどまだ空気は澄んで星空がきれいに見えるはず!
星空の見方っていくつかあると思うんです
夜に出発して星空スポットまで移動、気が済むまで観たり撮影して帰る
もしくは星空がよく見えると評判のキャンプ場を見つけて、そこでキャンプしながら楽しむ
後者なら、例え遠い場所でも帰ることを気にせずに楽しめますよね!と言う訳で今回はキャンプ道具をまるっとバッグに詰め込み、CB125Rで出発しました!
岐阜を出て、愛知の山間部を縦断します
伊豆まで初めてのオール下道は道中バイパスに乗れなかった(原付の制限)ことで思ったより時間が掛かってしまいました
バイパスの高架下を毎回信号に捕まりながらえいこらえいこら行かされる屈辱を忘れない…
下道で行くときは長野山梨経由に限るなと思いました…
朝の6時半に出発し、静岡に入って富士山を望んだのが13時半。ようやくここまでこれた…
この時期の富士山初めて見ましたが本当にきれいに見えますね!
今まで新幹線や友達の車の助手席から見ていた富士山。それが今こうしてバイクで自走して見られるようになった事にちょっと感じるものがあります
その後は海沿いを走る国1のバイパス(だったっけ?)などを辿り、わりとすんなり伊豆の入口までは行けたのですが、その先でトラブルがありました
👮『すみません、ちょっとこの先で火事があって通行止めで、伊豆に入るにはぐるっと大回りしてきてください!』
マジかよ…
おのれ伊豆…
一度ならず二度までも…私が入国するのを拒むか…!
伊豆は半年前くらいにも一度行ったことがあるんですが、その時も入口の道が大渋滞していてげんなりしたんですよ
いつも混んでるという話なので、まぁ今回も混むことは想定済みでしたが、そもそも通れなくなってるってもうなんだか心が折れそうでした…
とまぁ交通量が多い伊豆に対する愚痴はこれくらいにしておいて先へ進みましょう
通行止めにより大きく迂回させられましたが、なんとか伊豆に入国し、西伊豆スカイラインへ向かいます。
今回の目的であるキャンプ場での星空観察。そこにぴったりなキャンプ場が、西伊豆スカイラインから南へひたすら行った山の中にあるのです。
日が傾いてきています
この時点でチェックインに遅れることが確定していたので、連絡を入れました
ので、少しだけ景色を楽しむ心と時間の余裕ができました
この時期の西伊豆スカイライン無茶苦茶綺麗です!遠くに見える雪景色の富士山とか完璧だ!!
キャンプ道具を積載しているからなのか、それとも無くても排気量不足なのか、思ったよりも西伊豆スカイラインのアップダウンに苦戦しながら先へ進みます
更に県道南へ進み、仁科峠を越え、有名な(?)ソフトクリームの食べられる牧場に下る方へ行かずに分岐へ向かい、険道っぽい県道をぐねぐね下りました
集落まで下り、この先に街がありそうだな、というところで再び山に向かって方向転換。
急勾配の林道をCB125Rが唸りながら登り、いいじゃん!結構登ったし静かになった!というところでキャンプ場、『銀河』へ到着しました
時間は17時半、もう日も落ちかけなので急いで設営!
初ソロキャンだ!まあ星空見に来たのでキャンプらしいことする気はないんですが
なので寝るだけのソロテント(棺桶)
ご飯も街へ降りてコンビニカップ麺だ!おいしいね!!
夕飯を済ませ、お菓子や飲み物を買ってコンビニを後にします
このまま夜の伊豆市街をナイトツーリングするのもありかななどと思いましたが、あまり遅くなってから戻って、キャンプ場にエンジン音を持ち込むのもよろしくないので、キャンプ場へと戻ります
今回の目的は伊豆の星空を観ること
伊豆から南方向を見れば、街の明かりもなく、よく星が見えるとのこと
キャンプ場は山の上なので勿論よく見えますし、その麓のあたりも家や明かりが少ないので、途中で何度か足を止めて写真撮影を試みました
これはキャンプ場に登っていく山道の途中です
先述の通り林道みたいなものなので街灯の1つもなく真っ暗です
お陰で肉眼でもばっちり星が見えました!!
ただ、暗すぎて怖い…
風の音なのか、草木を踏み分ける音なのか、山から結構音がして落ち着きませんでした…
という訳で諦めてキャンプ場に戻ります
キャンプ場はバッチリできあがってました!
周りに人がいるって安心ですね!
他のキャンパーさん達の光があって星はあんまり見えないかとも不安がありましたが、そんなこともなく、十分見えました!
椅子に座って真上を見上げても沢山の星たち
これこれ!こういうのがやりたかった!
ジュースをあけて、お菓子をつまんだりなんかしながら、一息つきます
落ち着く…
125ccで伊豆まで来て、星空観えてしまったかー!!
いいじゃん、伊豆の星空…
いいとこだなぁ
自分では焚き火しなかったけど、近くのキャンパーさんがやっている音が聴こえる
パチパチと爆ぜる音、暖かなランタンと灯り、伊豆のキャンプ場で味わう贅沢な星空鑑賞会は、バッチリ百点満点で終わりました
2020年2月24日(月)
昨晩はお楽しみでした
澄んだ空の星空もいいけど、この遠い青空もたまらなく好きなのです
朝日に照らされたCB125Rがカッコいい
そんなこんなで『星空を見る』為だけにキャンプしましたけど、一人でキャンプしたので一応ソロキャンデビューしました
思い切って湯沸かしセットも持っていかず、寝るところと座るところと明かりだけ持って行った必要最低限キャンプ
というか自分でもあんまりキャンプじゃないかなと思ってますが、結構このスタイルいいなと思いました
とりあえず手持ちの巨大シートバッグにテントシュラフマット詰め込んでくくりつけるだけ、フットワークの軽さに定評のある125ccのバイクも相まって、この旅スタイルまたやるのアリかななどと思いました
ブロックタイヤと合わせて旅感が出ていて本当にいい感じ!
というか、この時期の西伊豆スカイライン本当にたまらないですね!
北上するとずっと富士山を見ながら走れる
多くのライダーに支持されている理由がよく分かりました
帰りは行きと異なり静岡を通らず山梨から帰りました
距離はかなり伸びますが、車に怯えたり、信号に捕まりまくったりしなくて済むので、こっちのルートがやはり良いですね
とはいえお陰様で帰る頃には2日間の走行距離が800km近く行っていて、やはり伊豆、近くはないな…としみじみ感じました
以上、2月に伊豆で星空を見てきたツーリングでした!